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193話 ページ44

そう思った私は、早速ナタク ソンと言う人物を探しに、歩き始めた。












『(いないなー)』



ナタクを探し始めて20分は経とうしているが、一向に見つかる気配はない。


『今日は厄日だね。攫われて、ナタク ソンは見つからなくて、新メニューは食べ損ねて』


そして、挙句の果てには外から爆発音が聞こえてくる始末…


『外、行ってみよ』



もう半ば考えるのをやめた私は、フラフラとした足取りで外へと向かおうとする……が



『……出口、どこ?』




もう、嫌になってきた。




出口も見つからず、Aの頭は今世紀最大並に苛立っているのだろう。



『……だるい』


Aは大きく深呼吸した後、上を向き一言呟いた。



『……アマイモン方式で行こう』



面倒くさかったら、壊せばいい。



私は足に力を込め、上の天井に向かって




バキバキッッ!!!




拳を突き立てた。












場所は変わり外

そこでは森羅と死神、そしてカロンが協力(?)して、巨大な焔ビトと戦っていた。




ナタク「近づくなッ!!」


焔ビトの中心にいるナタクが、そう大きな声で叫んだ時だった。




『ねぇ、君がナタク ソン?』

ナタク「え、?」



ナタクの目の前に、突如Aが現れた。


森羅「A……!?」



突然現れたAに、周りは目を大きく見開く。



環「A、いつの間に!?」

カロン「おいおい、なんでアイツがいるんだよ!!」

因果「ヤバイヤバイヤバイッ!!」

リツ「どうしましたか?」


突然「ヤバイ」と連呼した因果を不思議に思ったリツは、因果の顔を覗き込む。


因果「ヤバイんだよッ!!Aが現れた瞬間、大きな火柱が立ったんだよ!!」



笑顔で答える因果に、リツは言う。


リツ「危ないですので、どうかお下がりください」


だが、その言葉を無視して因果はジッとAを見つめ動こうとはしなかった。





『……えっと、聞こえてるかな?』


心配する様にナタクの顔を覗き込むA。
するとナタクは、ポカンとさせた顔をハッとさせると、すぐ様Aに向かって炎を放った。


Aはそれを難なく避け、下に降りる。


『(あれ、もしかしてナタクじゃない?)』


そんな事を思った時だった。
Aの背後に影が写ったかと思うと、突如ナイフが振り下ろされた。



『……?』


Aはそれを避けると、ナイフを振り下ろした人間を見据える。



『いきなりなんですか、危ないですね』

??「……!!」

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トギリ(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます!!丁度お話が切れたので、次は続編で楽しみにしててください!! (2021年2月18日 3時) (レス) id: 3f55fcc611 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2021年2月15日 21時) (レス) id: 0a38f0e1cb (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 戯言さん» ありがとうございます!!最近更新スピード遅いですが、頑張ります!! (2021年1月17日 20時) (レス) id: d62e5fc86b (このIDを非表示/違反報告)
戯言(プロフ) - とても面白かったです!!更新頑張ってください!! (2021年1月16日 10時) (レス) id: 2a27d057e9 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 鏡さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!! (2021年1月4日 22時) (レス) id: ea7a9b2bb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トギリ | 作成日時:2020年11月15日 17時

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