160話 ページ11
一方、そんな会話をされていたとは知らずに、森羅を探すA。
『森羅、どこ行ったんだろ……』
どうして私が森羅を探しているのかと言いますと、それは先程話してくれた(拷問に近いだろ)白装束さんの言葉を考えてである。
アイツらが炎に関して私の事が欲しいのなら、狙われるのはアドラなんとかを持つ森羅の確率も高い。
即ち!森羅の所へ行けばいいでしょ精神だ!!
(↑この子は疲れています)
・
『いない……』
かれこれ数分は探しているが、一向に森羅が見つかる気配はない。
『はぁ、どこ行ったんだろ』
もういっそのことみんなの元へ帰ろうか。そう思った時だった。
「うわあ゛ぁぁぁぁぁあああ!!!」
近くの路地裏から、誰かの泣き叫ぶような声が聞こえてきた。
『……誰だろ?』
気になった私は、その叫び声の所まで向かった。
声色で分かる。誰かに裏切られて、悲しい、苦しい、恨みのこもった声。
『……へぇ』
私は足を進めるのを早くした。
・
私が着いた所には、焼け焦げた死体と、見知った顔の人間がいた。
??「さぁ、行きましょう……!」
ピンク色の髪をした女の子が、行こう!と楽しそうに言った。私はどこへ行くのか気になり、つい声をかけてしまった。
『どこに行くの……?』
「「!?」」
私の気配に気が付かなかったのか、3人は一斉にこっちを振り向いた。一番最初に発したのは、
ハウメア「なッ……!?Aッ……!?」
ハウメアちゃんだった。
『やっほ〜、ハウメアちゃん。久しぶりだね(笑)』
私は笑顔で、ハウメアちゃんを見た。だが、ハウメアちゃんはあちゃ〜と言う顔をしている。……なんで?
『なんか悲鳴が聞こえたから見に来たんだけど、この人、なんで死んでるの?』
私はそう言って、下に転がっている死体を見た。
『ねぇ、ハウメアちゃ……』
??「オラァ!」
私が全て言い終える前に、ハウメアちゃんの近くにいた大きな男の人が、私に向けて拳を振りかざした。
路地裏のせいか、男の拳の威力のせいか……風圧で砂埃が舞う。
ハウメア「な、何やってんだ!!カロン!!」
カロン「あ゛ぁ!?いやだって!見られちまっただろ!!」
ハウメア「馬鹿!!そうじゃねぇ!!ソイツに手ェ出すな!!」
カロン「は!?なんでだよ!!」
ハウメア「前に言ったろッ!!ソイツが……!!」
『危ないなぁ……』
カロン「!?」
カロンは驚きで、自分の標的であるAを見つめた
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トギリ(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます!!丁度お話が切れたので、次は続編で楽しみにしててください!! (2021年2月18日 3時) (レス) id: 3f55fcc611 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2021年2月15日 21時) (レス) id: 0a38f0e1cb (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 戯言さん» ありがとうございます!!最近更新スピード遅いですが、頑張ります!! (2021年1月17日 20時) (レス) id: d62e5fc86b (このIDを非表示/違反報告)
戯言(プロフ) - とても面白かったです!!更新頑張ってください!! (2021年1月16日 10時) (レス) id: 2a27d057e9 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 鏡さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!! (2021年1月4日 22時) (レス) id: ea7a9b2bb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トギリ | 作成日時:2020年11月15日 17時