検索窓
今日:10 hit、昨日:18 hit、合計:139,579 hit

160話 ページ11

一方、そんな会話をされていたとは知らずに、森羅を探すA。


『森羅、どこ行ったんだろ……』


どうして私が森羅を探しているのかと言いますと、それは先程話してくれた(拷問に近いだろ)白装束さんの言葉を考えてである。


アイツらが炎に関して私の事が欲しいのなら、狙われるのはアドラなんとかを持つ森羅の確率も高い。


即ち!森羅の所へ行けばいいでしょ精神だ!!
(↑この子は疲れています)








『いない……』


かれこれ数分は探しているが、一向に森羅が見つかる気配はない。


『はぁ、どこ行ったんだろ』


もういっそのことみんなの元へ帰ろうか。そう思った時だった。


「うわあ゛ぁぁぁぁぁあああ!!!」


近くの路地裏から、誰かの泣き叫ぶような声が聞こえてきた。


『……誰だろ?』


気になった私は、その叫び声の所まで向かった。
声色で分かる。誰かに裏切られて、悲しい、苦しい、恨みのこもった声。


『……へぇ』


私は足を進めるのを早くした。









私が着いた所には、焼け焦げた死体と、見知った顔の人間がいた。


??「さぁ、行きましょう……!」


ピンク色の髪をした女の子が、行こう!と楽しそうに言った。私はどこへ行くのか気になり、つい声をかけてしまった。


『どこに行くの……?』


「「!?」」


私の気配に気が付かなかったのか、3人は一斉にこっちを振り向いた。一番最初に発したのは、


ハウメア「なッ……!?Aッ……!?」


ハウメアちゃんだった。


『やっほ〜、ハウメアちゃん。久しぶりだね(笑)』


私は笑顔で、ハウメアちゃんを見た。だが、ハウメアちゃんはあちゃ〜と言う顔をしている。……なんで?


『なんか悲鳴が聞こえたから見に来たんだけど、この人、なんで死んでるの?』


私はそう言って、下に転がっている死体を見た。


『ねぇ、ハウメアちゃ……』

??「オラァ!」


私が全て言い終える前に、ハウメアちゃんの近くにいた大きな男の人が、私に向けて拳を振りかざした。


路地裏のせいか、男の拳の威力のせいか……風圧で砂埃が舞う。


ハウメア「な、何やってんだ!!カロン!!」

カロン「あ゛ぁ!?いやだって!見られちまっただろ!!」

ハウメア「馬鹿!!そうじゃねぇ!!ソイツに手ェ出すな!!」

カロン「は!?なんでだよ!!」

ハウメア「前に言ったろッ!!ソイツが……!!」


『危ないなぁ……』


カロン「!?」

カロンは驚きで、自分の標的であるAを見つめた

161話→←159話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (143 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
593人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

トギリ(プロフ) - 人形師さん» ありがとうございます!!丁度お話が切れたので、次は続編で楽しみにしててください!! (2021年2月18日 3時) (レス) id: 3f55fcc611 (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2021年2月15日 21時) (レス) id: 0a38f0e1cb (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 戯言さん» ありがとうございます!!最近更新スピード遅いですが、頑張ります!! (2021年1月17日 20時) (レス) id: d62e5fc86b (このIDを非表示/違反報告)
戯言(プロフ) - とても面白かったです!!更新頑張ってください!! (2021年1月16日 10時) (レス) id: 2a27d057e9 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 鏡さん» ありがとうございます!更新頑張りますね!! (2021年1月4日 22時) (レス) id: ea7a9b2bb6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トギリ | 作成日時:2020年11月15日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。