95話 ページ46
面倒な事になった。私は一応悪魔(サタンの娘)だから、あまり力をいれないように加減していたんだけど……やっぱりバレちゃったか。
『どうして分かったんですか？』
紅丸｢お前さっきから、俺と同じスピードで動いているはずだ。なのに、息遣いは一切乱れていない｣
『(あちゃあ〜)』
アーサー｢どういう事だ？｣
森羅｢は？お前、わかんなかったのかよ！だから、さっきから新門大隊長と同じ速さで動いてるのにも関わらず、Aには一切汗が出ていないし、息遣いも正常だろ？だから新門大隊長は、本気じゃないって気づいたんだよ｣
アーサー｢……なるほど？｣
森羅｢(あ、こいつマジでダメだ)｣
紅丸｢どういうこった？A……｣
『(怒られそうな雰囲気)』
紅丸さんは眉間にシワを少し寄せた後、私に向けて手をくいっと動かした。
紅丸｢本気でこい。絶対にな｣
『！』
紅丸さんの目を見ると、本気だと言うことがすぐわかった。
『(いいね。その目)』
そんな顔されちゃあ、その思いに応えないとね？
私はニヤリと笑って、拳を握り 胸の前に構える。
『改めて、お願いします。紅丸さん』
紅丸｢おう。来い、A｣
紅丸さんも私と同じようにニヤリと笑って、拳を強く握った。
森羅｢マ、マジかよ……｣
アーサー｢……なんなんだ、こいつら｣
紺炉｢おいおい、こんなになるとは聞いてねぇぞ？｣
リヒト｢(強いとは思ってたけど……まさか、)ここまで強いとは……｣
森羅達は呆気にとられたような表情を浮かべながら、Aの紅丸の組手を見ている。2人は先程もよりも格段に速いスピードで、闘っている。
『……』
紅丸｢っ……！｣
紅丸さんの右腕に私の左足がぶつかる。紅丸さんはそれを受け流した後私の片足を蹴る。
私の体は、自然と宙へ浮いてしまった。
『(あ)』
紅丸｢終わりだ｣
紅丸さんは私の手首へ手を伸ばす。だが、
『まだですよ』
私は素早く両手を地面へ向け、足で紅丸さんをはらうように回転する。
森羅｢あれは……！！｣
そう。私が今やっている動きは、森羅のブレイクダンスと同じだ。
紅丸｢ｯﾁ……｣
紅丸さんは小さく舌打ちをした後、後ろへ下がった。
『(ふぅ〜……間一髪だった)』
紅丸｢ったく、しぶといな……｣
『酷い言い方ですね』
私がそう言って、紅丸さんの所へ飛んだ時だった。
アーサー｢……はあぁ！｣
アーサーが、紅丸さんの背後から剣を持って飛び出してきた。
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トギリ(プロフ) - 風来坊さん» 風来坊様、ありがとうございます！！自分もずっとニヤニヤしてますw応援していただき、ありがとうございます！！ (2020年9月19日 16時) (
レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
風来坊(プロフ) - 初めまして！若とのやりとりや紺炉さんとの絡みが好きすぎて毎回楽しみにしています！紺炉さん好きなのでニヤニヤが止まりません。これからも頑張ってください！！！ (2020年9月16日 0時) (レス) id: 0f7296ecf6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 紅蓮さん» 紅蓮様、ありがとうございます！面白いと言っていただけて本当にありがたいです！これからも更新頑張りますね！！ (2020年9月15日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮 - 初めまして! 炎炎ノ消防隊×青の祓魔師 はじめて読ませていただきましたが、とても面白いです!これからも、更新頑張ってください! (2020年9月14日 0時) (レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 氷香さん» 氷香様、ありがとうございます！そう言っていただけて、作者はとても嬉しいです！！更新頑張ります！ (2020年9月13日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トギリ | 作成日時：2020年8月16日 13時
