82話 ページ33
象｢……すごいな、反応はしていたか｣
その言葉と同時に、アーサーの胸から鮮血が舞う。
森羅｢アーサー！｣
森羅はアーサーの所へ向かおうと動く。が、それよりも早く象が刀の棟で森羅を気絶させた。
象｢アドラバースト持つものだけを回収して、残りの連中は処分しておけ……例のものは？｣
ジョバヴァンニ｢天照のキーは手に入れた｣
象｢……｣
象は何かに気づいた様に森羅の方へ視線を向ける。するとそこには、アーサーへ近づく森羅の姿があった。
象｢……｣
象はもう一度気絶させようと、刀の柄を握る。そして一瞬で森羅の背後をとり、刀を振り下ろした。瞬間だった。
『ダメだよ』
象｢！！｣
森羅｢ぁ！！A！！｣
Aが、象の刀を親指と人差し指で掴んでいた。
『森羅、大丈夫？』
森羅｢あぁ！｣
象｢(いつの間に……)｣
象はいつの間にか自分の刀を掴んでいた女に驚いていた。それはもちろん、象の仲間である白装束の人達とジョヴァンニも例外ではない。
『……君、森羅の弟君……なんでしょ？』
象｢……｣
『じゃあね？』
パキッ
Aは指先に力をいれる。
象｢！｣
『……``兄貴に刀なんて、向けちゃダメ``』
そして少量の殺気も同時に放つ。
象｢(まずい！)｣
象は咄嗟に後ろに下がろうとしたが刀を掴まれているため、動かすことも出来ないでいた。
『どうしたの？動けない？？』
｢貴様！そこから離れろ！！｣
突如、大きな炎で作った鉄球がA目掛けて振り下ろされる。
森羅｢A、危ねぇ！！｣
鉄球は重力に従いAの頭上に振り下ろされた。
だが、
｢｢！？｣｣
｢なっ！？｣
Aはもう片方の手であの大きな鉄球を掴んでいた。そう、``素手``で。
『危ないじゃん、おじさん……今私はこの子と話してるの。邪魔、しないで？』
Aはそう言って鉄球を土壁に向かって投げた。その威力は凄まじく、土壁に鉄球を操っていた男諸共埋まってしまった。
ジョヴァンニ｢(なんだ、コイツは！？)｣
『象君…だよね』
象｢(なぜ名前を……)｣
『兄弟なんだから、仲良くしないと……ダメだよ？』
象｢コイツは兄貴なんかじゃない。俺は知らない｣
『……そっか』
そう言って私は体中から炎を出す。
象｢！！(この炎は)｣
ジョヴァンニ｢なんだ、あの炎は！？｣
｢これは一体、どういう事なんでしょうか……！？｣
Aは静かにアーサーへ視線を動かす。
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トギリ(プロフ) - 風来坊さん» 風来坊様、ありがとうございます！！自分もずっとニヤニヤしてますw応援していただき、ありがとうございます！！ (2020年9月19日 16時) (
レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
風来坊(プロフ) - 初めまして！若とのやりとりや紺炉さんとの絡みが好きすぎて毎回楽しみにしています！紺炉さん好きなのでニヤニヤが止まりません。これからも頑張ってください！！！ (2020年9月16日 0時) (レス) id: 0f7296ecf6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 紅蓮さん» 紅蓮様、ありがとうございます！面白いと言っていただけて本当にありがたいです！これからも更新頑張りますね！！ (2020年9月15日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮 - 初めまして! 炎炎ノ消防隊×青の祓魔師 はじめて読ませていただきましたが、とても面白いです!これからも、更新頑張ってください! (2020年9月14日 0時) (レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 氷香さん» 氷香様、ありがとうございます！そう言っていただけて、作者はとても嬉しいです！！更新頑張ります！ (2020年9月13日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トギリ | 作成日時：2020年8月16日 13時
