50話 ページ1
浅草は一言で表すと、とても賑やかだった。
そう、``とても``
｢若！お帰りなさい！｣
｢若！この前はありがとな｣
｢若！このお菓子食べてきなよ！｣
｢若！新しい酒が入ったぜ！｣
至る所で若！若！と声が上がる。
『(若さん凄い人気だ……)』
｢ん？若、その嬢ちゃんは誰だ？｣
ふと、私に視線が移ったのか誰かが私の事を言い出した。
若｢あぁ、こいつは紺炉の｣
｢なにぃ！？紺炉の女ぁあ！？｣
｢｢え゛ぇぇぇええええ！？！？｣｣
『(うん。やばい、間違えされちゃった)』
紺炉｢いや、お前らそうじゃなくて｣
｢なに照れてんだよ！おめでたいじゃねぇか！｣
｢あの紺炉がついに女をなぁ……ちくしょう！羨ましいぜ！！｣
｢それにこれまた別嬪さんだなぁー！！｣
『……ありがとうございます(笑)』
紺炉｢ちょ、A、！悪ノリするなって｣
｢今日は宴かねぇ〜｣
若｢おい、お前ら。話を最後まで聞け｣
若さんが放った一言に浅草の人達は一気に静かになった。コレぞ鶴の一声
若｢ったく、そいつは紺炉の女じゃなくて紺炉の恩人だ｣
｢え、！？恩人！？｣
｢なぁーんだ、女じゃねぇのか｣
｢私はいいと思ったんだけどねぇ｣
先程までの野次馬はブツブツと言いながら帰っていった。
｢なんだ、女じゃねぇのかい……｣
若｢三郎……｣
野次馬がいなくなってから、1人だけ此方に向かってくるおじさんがいた。どうやら若さんと仲がいいらしい……
｢女なら見定めてやろうと思ったのになぁ｣
若｢黙っとけこのスケベじじい…｣
『あれ？三郎さん…？』
｢ん……？お！おめぇ、Aちゃんか！｣
若｢なんだ三郎……知り合いか？｣
｢おう…この子は前に俺の畑を手伝ってくれたんだ｣
このおじさんはお茶屋さんで、前に茶畑の手伝いをしました。(いつの間に？)
それでもらったのがこの前紺炉さんに飲ませた緑茶です。
｢あん時はありがとな！！助かったぜ！！あ、俺のお茶、美味かったか？｣
そう言って三郎さんは私の背中をばしばしと叩いた。
『はい。とっても美味しかったです。和菓子とよく合いました』
｢お！分かってるねぇ！！嬢ちゃん！｣
そう言ってガハハと豪快に笑ってまた私の背中を叩く三郎さん……くそ元気ですね。
若｢(あの頑固者の三郎がなぁ……)へぇ……｣
三郎さんと別れ、私はついに甘味巡りをする事が出来た。
ですが
紺炉｢A……よくそんなに食べれるな｣
若｢胃袋バケモンかよ……｣
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トギリ(プロフ) - 風来坊さん» 風来坊様、ありがとうございます！！自分もずっとニヤニヤしてますw応援していただき、ありがとうございます！！ (2020年9月19日 16時) (
レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
風来坊(プロフ) - 初めまして！若とのやりとりや紺炉さんとの絡みが好きすぎて毎回楽しみにしています！紺炉さん好きなのでニヤニヤが止まりません。これからも頑張ってください！！！ (2020年9月16日 0時) (レス) id: 0f7296ecf6 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 紅蓮さん» 紅蓮様、ありがとうございます！面白いと言っていただけて本当にありがたいです！これからも更新頑張りますね！！ (2020年9月15日 23時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮 - 初めまして! 炎炎ノ消防隊×青の祓魔師 はじめて読ませていただきましたが、とても面白いです!これからも、更新頑張ってください! (2020年9月14日 0時) (レス) id: a938136fc3 (このIDを非表示/違反報告)
トギリ(プロフ) - 氷香さん» 氷香様、ありがとうございます！そう言っていただけて、作者はとても嬉しいです！！更新頑張ります！ (2020年9月13日 22時) (レス) id: 735f3d0df8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トギリ | 作成日時：2020年8月16日 13時
