【RKRN】山田利吉の一番弟子【男主】 (ページ3)

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第二話ページ3

Aside

A｢利吉さん！おはようございます、いい朝ですね！｣

利吉｢うっ……そうかそうか、君にはこれが朝の風景に見えるんだね…｣

A｢夜は忍者のゴールデンタイム、普通の人の朝のようなものではないですか！｣

俺は杠葉A。フリーの凄腕忍者、山田利吉さんの一番弟子だ。

利吉さんはすごい。まだ若いのに、色々な人から一人前認定をされていて、とても頼りがいがあってかっこいい。

そして、忍術学園の山田伝蔵先生のご子息だ。

A｢似ていると言えば似ているけれど…似ていないと言えば似ていない？｣

利吉｢？何がだい？｣

A｢あぁいえいえ！こちらの話です。｣

俺が利吉さんに弟子入りをしたのは、学園を卒業してすぐ。

四年生の時、忍務で失敗しそうになっていたところを利吉さんが助けてくださったのがきっかけ。

それから俺は利吉さんに猛アタックし続けて、今無事に一番弟子になることが出来たというわけ。

それにしても…

A｢利吉さん、なんでこんな時間に？｣

利吉｢お前もしかして、昨日の私の話を聞いていなかったのか…？｣

A｢昨日の、利吉さんのお話…？？｣

う〜ん、と頭を捻っていると、

利吉｢今日はオオマガトキとタソガレドキの調査に行くと言っていただろう！！！｣

と、凄い顔をした利吉さんに怒鳴られてしまった。

A｢あ！そうでしたそうでした…えへへ……｣

利吉｢全く…今、オオマガトキ城とタソガレドキ城の領地で税金が増えているんだ。ということはつまり？｣

A｢…はっ！｣

利吉｢そう、いく｢どちらの城もお金持ち！！｣だぁっ！！｣

A｢あれ、利吉さんどうされたんですか？いきなり転けて……｣

利吉｢A、よくそれで学園を卒業できたね…｣

A｢いやぁ、それほどでも…まぁ冗談はさておき、戦ですね。｣

利吉｢わかってるんなら最初からちゃんと答えなさい！！！｣

A｢あぅあぅごめんなさぁぁい！｣

利吉さんのこめかみグリグリは結構痛い。