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罪の告白*陸 ページ9




「…ん…」

正直言えば、こんなことになるとは思っていなかった。

意識して見てみれば、嫌が応にも気付いた。

Aの身体は、とても艶かしい。
細身なのにそれに合わない豊満な胸。
雰囲気が大人の女…。

既に、誰かの女であることが。

だから、俺は真っ先に信じた。
Aの今までの経緯を聞いて、本当に鬼と暮らしていたと信じたのだ。

本当なら信じないが、その鬼は鬼のくせして人のように誰かを愛したのだ。


……嫉妬心が沸き起こる。

一目惚れだったが、Aを綺麗にしてしまった顔も知らない鬼。

…斬り殺してやりたい。
と言うか嫉妬を向ける以前に、鬼だ。滅殺対象だ。

Aも本来なら許される立場じゃない。


Aは、俺を受け入れることを罰だと思っているだろう。

それでもいい。

「…と、冨岡さん…っ、あ…」

「…義勇だ。義勇でいい」

「…義勇さんっ…
私…、忘れられないかも、しれませんよ?」


「それでいい…。今は俺に集中しろ…」


Aの唇に吸い付き、何度か角度を変えて深い口付けをする。
離れるたびに苦しげに吐き出される息。

舌を絡めると、躊躇うように応えてくる。

その最中に、義勇はAの寝着に手を掛けた。
帯を緩めて、緩くなった肌と寝着の間に手を這わせる。

ふに…と柔らかい膨らみを遠慮がちに手に収める。

そして
寝着がずり落ち、真っ白な肌が現れた…。


「…!」


それを見た義勇の目は、焦りを灯していた。
固まった義勇を見て、Aは少し驚いていた。

「義勇…さん…?」

不意に、義勇が虚無を宿した目で、Aの鎖骨から谷間をなぞった。


その手につられてAは自分の身体を見た。



「…え。…これ…」



罪の告白*漆→←罪の告白*伍



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renkon(プロフ) - 林檎さん» ヒィぃ嬉しい...最後ちょっと雑だったけど伝わって良かった...ありがとうございます!! (2020年7月22日 1時) (レス) id: 97b1ff29e1 (このIDを非表示/違反報告)
renkon(プロフ) - 桃さん» あざす!!!!!!!感想ありがとうございます!! (2020年7月22日 1時) (レス) id: 97b1ff29e1 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 超  感  動  !! 黒死牟大好きなので最高でした! (2020年1月31日 0時) (レス) id: 618a98841b (このIDを非表示/違反報告)
- 黒死牟推しです。とにかくキュンキュンしました!大好きな黒死牟にお姫様抱っこされたり、キスされたり…もう、最高!! (2020年1月15日 22時) (レス) id: 7ebd909b21 (このIDを非表示/違反報告)
renkon(プロフ) - 無気力人間Aさん» ほんとですか!?やったー!お相手が鬼ならばBADにするしかあるまい!!と考える人間なのでそう言って頂けて嬉しいです。 (2020年1月14日 23時) (レス) id: 97b1ff29e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:renkon | 作成日時:2019年11月18日 22時

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