【コラソン】え？ガチで助けちゃうぜ？２【ONE PIECE】【トリップ】 (ページ45)

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【リクエスト】新婚旅行11 ページ45

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だが、その悔しい気持ちだけが心を支配するわけではなかった。

目の前に立つ、あの小さかったローが、今こうして時を経て大人へと育ち、

＿＿恐らく気を遣われている。

その成長を喜ぶ自分がいる反面、その成長を共有できなかった事を悲しむ自分もいた。

……複雑だなぁ。

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「あ、帰ってきた」

ナミがそう呟くのを小耳にはさむも、
結局私は、お茶を楽しむ事はなく能力公開大会…？で思いきり能力を使わされていた。

「次っ！次銅像作ってくれよ！
こんくれぇデッケェのを船に乗せたいんだ！
ガォーッて、こえぇライオンの！」

…あ、見た事あんな。

確かウォーターセブン到着前にそんな願望を口走って却下されてたような。

ルフィが体を使って示したデカさは、サニー号の甲板からてっぺんまで半分以上のデカさ。

「…んーと…材料が足らんのですけど」

「えええ～っ！！」

ルフィが用意した金属類は手のひらサイズの小物ばかり。

うん、無理だ

「学習してねぇな、ルフィ！
Aの能力は物質の変換だぞ。どデケェ銅像作りたかったら、それなりの量の代価が必要なんだ！」

「そーそー。ウソップ君よく分かってるねー」

ルフィはこういうのは絶対理解出来ないと思う。

「おおお！ウソップスゲー！」

ちぇーと唇を尖らせるルフィに、私はある提案をした。

「…あの船首なら、まぁ木製になりますけどイカツイ顔に出来るよ？」

「ハッ？」

「えっ、ガォーッて怖い顔のライオンの銅像が欲しいんでしょ？

…だから…サニーの顔をイカつくしようと…」

と言って手のひらをパン！と叩き(←演出((()、船首に手を置くと…

「ちょ！おいおいちょ！ちょ！待て！！！」

「オイ！？小娘何してやがる！！」

いろんな人の制止を受けるも、時すでに遅し。

船首は一瞬光に包まれ、次の瞬間には、

あの可愛らしいライオンの船首は無くなり、代わりに獰猛なエグい顔のライオンへと変貌してしまっていた。

「んな……ッ…！！！」

「…サ…ニー…」

周りの船員が呆然と立ちすくむ中、私は満足気に胸を張る。

「いやー、久しぶりの大型錬成でした…」

甲板を見回すと、白目をむいてアゴ外れてんじゃねぇのと言いたくなるばかりに口を開き、口をパクパクさせていた。

…死にかけの魚みたい。

「「いっ…

今すぐ戻せ！！！！！」」

「うひっ！？」

…叱られました。

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