【リクエスト】新婚旅行3 ページ37
-
私は、空から降ってきた手紙に、急いで目を通した。
＝＝＝＝＝
やっほーAちゃん、元気にしてた？☆
あ、結婚おめでとー！
俺もこの度後輩ができたりね、ちょっと出世したりしてね！
それはそうと、ちょっと俺の手違いで何かやらかしちゃったみたいでー。
時間設定おかしな事になってるでしょ？
うんうん。ごめんねー。
でも俺、なーんもできないから
君、勝手にガンバ☆☆
絶対バレちゃいかんよ〜☆
ランクが２つ上がってちょっと嬉しい幸福の神より
＝＝＝＝＝
イヤイヤイヤ…
アイツの出世事情とか知るか……！！
むかっ腹が立ったので、いつぞやの時みたいに手紙を灰にした。
「…コラさん…聞いてくれ。
今とんでもなくやばい状況下にいる」
「…えっ、どのくらいヤバいんだ？」
「モストワ山噴火レベル」
「そりゃやべぇ！」
「だから早く此処から逃げるぞ！！！」
その時だった。
スタン、と、背後から音がしたかと思ったら…
「よ！
お前らここで何やってんだ？」
「あっぎゃ、ギャァァァァァアアア！！！」
叫びながらコラさんの顔面にコートを投げつけた。
そしてコラさんの方に駆け寄りコートを抑えつける。
ギリギリ息はできるだろうくらいに。
「ん？？」
「あ、こ、こんにちは
えっと……どちらさまで？？」
やべー、主人公だ！主人公きた！
ルフィだ！本物だ！
勝手に興奮する私…あほか
「ん？
俺はルフィ！海賊王になる男だ！」
すると自慢気に胸を張る少年ルフィ。
あ、胸に傷がある…
「…えっ、2年後？」
アホ神すり潰す
「アホかテメェ！」
「うげ！」
すると、ルフィの頭に黒いカカトが振り下ろされた。
うがぁっ、…痛そう…
「お前そうやってやすやすと言うもんじゃ…
って
あっ♡♡♡」
「…えっ？」
「初めましてマドモアゼル、サンジと申します」
出た。
残念すぎる男。
「なぁ、そのでけーの何だ？
……人間か？」
私がコートで押さえているものを指差し、呑気に聞いてくるルフィ。
やっべ、やっべ。ちょ、やべー！！
私は咄嗟に、コートで付け髭と、コート色のカツラを能力で作った。
そしてそれらをコラさんにかぶせた。
そしてサングラスもかけた。
「えっ、えっと、私の旦那ー♡」
ふ、不自然だったか…！？
-
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 34人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
如月(プロフ) - 末永くお幸せに！！！！面白かったです！！！ (2022年10月4日 21時) (
レス) @page25 id: 4efb850e8a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：renkon | 作成日時：2020年4月23日 12時
