【コラソン】え？ガチで助けちゃうぜ？２【ONE PIECE】【トリップ】 (ページ30)

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【番外編】3分破局 4 ページ30

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「なぁ、十二地…

ちょっと、聞いてくれよ…」

「あん？」

彼女自身不良というわけではないが、友達はそこら辺が多いため、必然的にこう言う返答が返ってくることは、知ってる。

「あの、さ…」

緊張する。さっき吹いたばかりの汗がまたブワッと出てくる。

「何？」

「俺、…お前のこと…好きなんだ」

そうその背中に言うと、十二地はバックを漁るのをやめ、こちらを振り向いた。

火照った肌。汗で少し濡れた髪。
その髪は練習用に上で結われ、うなじが見える。

ウワァ…

大きな瞳は俺を凝視して離さない。

「好き？…私が？」

「あ、ああ…」

「私も好きだぜ、お前の事」

俺なんかが言うよりも似合う、その言葉。
やっぱ十二地ってカッケェ…

いやそれよりも

「え…？マジで？…ほんとに？」

「まじまじ。

付き合うなら、お前みたいな奴が良いって思ってたよ。

練習だって真面目だし、たまに抜けてるとこあってかわいーなーって……あ、男はこう言われるの嫌なんだよな」

嬉しい。嬉しい嬉しい。
まさか、そんな風に思われていたとは思わなかった。

「いや、気にしねぇよ。
あ、ありがとう…。

ところで、さっきから何してんの？」

ずっと気になってた。俺が有頂天の間、ずっと後ろでゴソゴソと…

「ん？ああ、昼飯。

カップラーメン。」

「…」

カッ…カップラーメン！？…

は！？

聞いたことねぇぞ、激しい運動の昼飯にカップラーメンなんて！

「カップラーメン美味いよな。

最近はどんどん味付けが進化して…

あ、珍しい味見つけたら教えてくれよ」

「……」

なんか、凄く衝撃的だった。

「意外だ。食の方にも気ィ使ってると思ってたし」

「んー…まぁそこそこは使ってるな」

「…そうか

お前って…スゲェな！」

「何だいきなり…」

「俺、お前の努力家なところが好きだ。
元々特別速くも遅くもなかったお前が、努力に努力を重ね、今や3年を抑え込んでのエース。
その地力の強さは男子の俺ですらも尊敬する！」

「あぁ…まぁそりゃダイエットのためだしな」

「…は？」

「え？」

「……」

「……」

二人とも目をぽっかり口をあんぐり開けて、

…暫くアホ面晒して、沈黙と化していた。

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