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感謝の宴 ページ22

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「おい来たぞ!」


「恩人達だ!」


「…って、あん時のにーちゃん達!」


聞き覚えのある声がそう言った。

…飯屋の主人か?



すっかり日が沈み、真っ暗になったサレダの街は、あちこちに吊るされた暖かい灯しのランプが赤く照らし出していた。

昼間見た光景とは打って変わり、通りから広場まで、人と食べ物でごった返している。

私達が役場から出てきた瞬間ざわついた住民達を、町長さんが鎮めると背中を押された。


「彼らが我々の救世主じゃ!」


いつの間にか持ってた拡声器でそう言うと、住民達は歓声をあげる。


「恩人達に感謝する宴を……



いや、この、サレダの街に歓迎する宴を、始めようではないか!」


すると、さらに大きな歓声が浴びせられた。


「…えっ、…町長さん…!」


「そう言う話だったな」



「…我々の街、サレダを救ってくれてありがとう。

そういう取引でなくとも、我々は君たちの入居を歓迎しよう!」



どんちゃん騒ぎの祭りのような宴会が始まった。



まつ毛モンスター(娘)に簡易な席へと案内される。

どこも簡易だった。


「ありがとうなぁ!ありがとうなぁ!」

「たぁくさん食ってくれやぁ!
感謝してもしきれんさぁ!」


座った途端、食事を勧められ感謝される。


「うわぁっ、ありがとう、おばさん!」


笑顔で返答を繰り返していた。


「なんっかむず痒いなぁ」

「だなぁー」


苦笑するコラさんの隣で、ガツガツ食っていた。


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如月(プロフ) - 末永くお幸せに!!!!面白かったです!!! (2022年10月4日 21時) (レス) @page25 id: 4efb850e8a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:renkon | 作成日時:2020年4月23日 12時

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