検索窓
今日:9 hit、昨日:9 hit、合計:37,575 hit

お洒落 ページ19

-

私もつられてウトウトしかけた頃に。


コラさんが妙に色気のある呻き声を出して、うっすらと目を開いた。


あ、起きた



と、認識する前に



「…えっ?」



唇を塞がれてしまっていた。



「…!!!???」



急いで引き剥がすと、顔が真っ赤に染まったコラさん。


いやいや何でアンタが照れてんのさ。


「わっ、わるい…」


どうやら、自分でも今の行動が理解できなかったらしい。


「なん、か…お前の顔見えたら…

キス、したく、なって…」


小さくポツポツと、弁解を始めたコラさん。


顔を赤くするのは、私の番だった。




そして唐突に、町長さんと娘さんが部屋に現れた。


「…うっ…あ、はっ……!?」


今のを見られていた!?というショックと恥ずかしさのあまり、変なリアクションが出る。


訪問者2人は涼しい顔をして、揃って長いまつ毛を瞬かせ、頭上に「?」を浮かばせているが


口角上がってんぞ、このまつ毛モンスター親子…!


見られた…!と確信して落ち込む前に、町長さんが言った。


「どうやら彼の方も目覚めたようですな

早速じゃが、2人に感謝の宴を開きたいと、街のみんなは準備しておる。

今すぐにでも始めたいのじゃが…彼氏さんの方、如何かな?」


「ブホッッ」


「…宴か…ありがてぇな」


「ちょ!スルーかよコラさん!」

私は最後のキーワードで吹いたけど!


「って待って町長さん。

宴会は夜にって言ってなかったか?」


「その通りじゃが…」


「…ん?」


「A、もう夜だぜ」


「…エッ、まじかよ」


朝起きてからからずっとコラさんのところで寝てたらしい。


「さて、宴会です。
お二方」


そう言って娘さんに、着替えを手渡された。

あ、洗ってくれたんだ。


「…って、え!?」


コラさんには、ハート柄じゃないけどカッコいいシャツとパンツ。


私には…


「…あの、何スかこれ」


「洋服ですよ」


「…いや…これ生物学上『女』っていう人間が着るもの…」


「貴女、女性ではないですか。
スタイルもよろしいですし、お胸もすごく

「すいません。着ます」


…はい」



にこやかな笑顔で部屋から消えた娘さんと町長。


「あっ、私も出るわ。
自分の部屋で着替えてくる」



そそくさと足早に部屋を出て行った。



「…Aがあの服着たら…





あ、やば…い



鼻血が……」




-

寝れてないから→←寝顔



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
34人がお気に入り
設定タグ:ONEPIECE , コラソン , コラさん
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

如月(プロフ) - 末永くお幸せに!!!!面白かったです!!! (2022年10月4日 21時) (レス) @page25 id: 4efb850e8a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:renkon | 作成日時:2020年4月23日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。