第21話 ページ22
護法陣を何とかするために私達は護法陣のある部屋に入ると、こんな時だというのに
頭にまた映像が流れ始めた。
多分さっきの映像の続きなのだと思う。
『…梢、儀式は中止にする』
『え？』
秋人さんのその言葉に梢さんは
とても驚いている
『小夜子がいない今、もう儀式の意味なんか…
僕は何をしてたんだろうな？
神に背いてでも共にいたかった
彼女を最終的に追い詰めたのは僕の行いだ…
罰が当たったんだろう』
『……旦那様』
『もう終わりだ。もう…』
『終わってません！私が…私がいます！！』
『梢？』
『私はこれからも旦那様のお側にいます！
どんな時だって、私がずっと！
だから…』
『…梢にはこんな僕の愚行に付き合ってもらって悪いとは思っている…全ては僕の責任だ
君だけは普通の生活が送れるよう、
なんとしても計らう。それは誓うよ。
でも、僕は小夜子しか…』
梢さんは何も答えない。
『梢……本当にすまない……』
『……うして？……どうしてっ！？』
梢さんは大声を出して一瞬の事だったので
分らなかったけれど、秋人さんに何かをした
秋人さんは倒れている。
『はぁ、はぁ、はぁ…
私だって、旦那様を支えてきたのに！
辛い時、ずっとおそばにいたのに…
どうして少しも私を見てくれないの？
……そんなに奥様が……ううっ』
梢さんは座り込んで泣いている。
私、梢さんの気持ちが分かる。
もしもお兄ちゃんに好きな人ができたら、
きっと私もこうなってしまうから。
『……奥様はいない
それでも、旦那様はきっと私を見てくれない…
一生、奥様しか愛せないのなら、
私が奥様のようになれば…ううん。
奥様になれば…愛してくれるかしら？
梢を愛してくれなくていい。
ずっと旦那様のおそばにいられるのなら
何でもいい
ずっと一緒にいられるなら…
あなたに見つめられるなら…』
そう言うと梢さんは立ち上がり束ねていた
髪を解いた。
『小夜子なら愛してくれますよね？
…秋人さん』
映像が砂嵐に変わり終わった。
…この後梢さんはどうしたのだろうか。
秋人さんをどうしたのだろうか。
私はこの続きが気になって仕方がなくなった
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スルメだこ(プロフ) - せぃ@腐敗女子さん» またコメントしてくださり、ありがとうございます！とっても嬉しいです！「様」付けは結構照れますけどそこまで成長できたのかな〜なんて思います！新作の方はただいま更新中ですのでそちらの方も読んでくださるとありがたいです。 (2016年4月11日 21時) (
レス) id: 4110fc27c9 (このIDを非表示/違反報告)
せぃ@腐敗女子 - すごく遅れてしまってすいません！！完結、おめでとうございます！！スルメだこ様の作る小説、大好きなので、次回作も楽しみです！頑張ってください！！(((о(*°∀°*)о))) (2016年4月11日 16時) (レス) id: d1c4522865 (このIDを非表示/違反報告)
スルメだこ(プロフ) - イカさん» またコメントしてくださりありがとうございます！次回作は夢主ちゃんの性格が決まればすぐに作りますのでよろしくお願いします！ (2016年4月4日 11時) (レス) id: 53565ffb69 (このIDを非表示/違反報告)
イカ - 完結おめでとうございます!!(*^□^*)次回作も楽しみにしてます!!(o>ω<o) (2016年4月4日 8時) (携帯から) (レス) id: 90e3a8330e (このIDを非表示/違反報告)
スルメだこ(プロフ) - せつさん» ですが夢主ちゃんの性格が思い浮かばないんですよね…でも頑張ります！ (2016年4月3日 23時) (レス) id: 53565ffb69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スルメだこ | 作成日時：2016年3月23日 23時
