第10話 ページ11
私達が色々と部屋を見て回っていると
皆川さんが話しかけてきた。
「響也、話がある」
「うん。いいけど、何？」
「康平の事、あれお前がやったんだろ？
自首しろよ」
この人に気づかれるだなんて。
お兄ちゃんは平然とした様子だった
「うるさいな」
そう言って響也は皆川さんの腕を刺した
それから少ししてお兄ちゃんはさきに部屋を出てしまったので、
私は慌ててお兄ちゃんの後を追いかけた
昔みたいに置いてきぼりは嫌だから。
私達は部屋から出ると屋敷の中で細長い棒を
探していた
結局渡さんの死体は2階の階段を上がった所の壁に寄りかからせて座らせているんだ…
渡さんの死体の前を通ろうとした時に
お兄ちゃんが学ランを脱いで渡さんにかけていた
どうしてだろう？と疑問に思っていながら
2階を歩いていると、神崎さんがいた
「ん？」
「お前、学ラン…」
「康平に使った。
隼人もなんとかしたいけど…
さすがに難しいね」
「海藤…精神的に弱ってたな。
やっぱり無理にでも、一人にさせるんじゃなかった…」
「もう起こった事に対して、後悔したって意味ないよ……もう…ね」
「…………」
「でも、何なんだろうね？この屋敷…
ここに居るだけで
何故か思い出したくない事とか、考えたくない事が押し寄せてくる…
お前は大丈夫なの？けっこう冷静そうだけど」
「え？」
「記憶がない分、他の人より過失とか
トラウマとか、そういうのが希薄なのかな？」
「…俺だって不安だよ」
「そっか…ところでさ、細い棒とか
見かけてない？そこそこ長めのものが
いいんだけど」
1階のあの大きな扉の部屋の事だよね
「あー…どうだろ？
でも、そんなの何に使うんだ？」
「気になる部屋があるんだけど、
ドアが何かにつっかえてるみたいで
開けられないんだよね
だから、探してるんだけど…ふぅ…」
「…少し休めば？俺が探してくる」
「え？…じゃあ、少し休ましてもらうよ」
「ああ。見つけたら持ってくる」
「うん…」
神崎さんがどこかへ棒を探しに行ってくれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 16人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スルメだこ(プロフ) - せぃ@腐敗女子さん» またコメントしてくださり、ありがとうございます！とっても嬉しいです！「様」付けは結構照れますけどそこまで成長できたのかな〜なんて思います！新作の方はただいま更新中ですのでそちらの方も読んでくださるとありがたいです。 (2016年4月11日 21時) (
レス) id: 4110fc27c9 (このIDを非表示/違反報告)
せぃ@腐敗女子 - すごく遅れてしまってすいません！！完結、おめでとうございます！！スルメだこ様の作る小説、大好きなので、次回作も楽しみです！頑張ってください！！(((о(*°∀°*)о))) (2016年4月11日 16時) (レス) id: d1c4522865 (このIDを非表示/違反報告)
スルメだこ(プロフ) - イカさん» またコメントしてくださりありがとうございます！次回作は夢主ちゃんの性格が決まればすぐに作りますのでよろしくお願いします！ (2016年4月4日 11時) (レス) id: 53565ffb69 (このIDを非表示/違反報告)
イカ - 完結おめでとうございます!!(*^□^*)次回作も楽しみにしてます!!(o>ω<o) (2016年4月4日 8時) (携帯から) (レス) id: 90e3a8330e (このIDを非表示/違反報告)
スルメだこ(プロフ) - せつさん» ですが夢主ちゃんの性格が思い浮かばないんですよね…でも頑張ります！ (2016年4月3日 23時) (レス) id: 53565ffb69 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スルメだこ | 作成日時：2016年3月23日 23時
