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携帯の着信音で目が覚めた──部屋迄運んでくれたんだろう、私は制服のままベッドに寝転んでいた様だ。鳴り続ける音で「電話か…」と思いつつ、ブレザーを弄って取り出す。してきているのは──瀬呂君だ。
「…もしもし」
『あっ悪い…寝てたか』
「んーん、大丈夫。どうかした？」
『や、今日の事でさ。なんか説明とか受けた？』
少し瀬呂君からの説明を相槌を打ちつつ聞き──まぁ話を要約すると、警察と話をしている最中、普通科やサポート科等の生徒が下校していたので気になったという事らしい。やはり瀬呂君は、あの件の当事者らしかった。
「特には。ミッドナイト先生の授業だったんだけど…戻ってきたら直ぐに下校の準備してって感じで…他の人もさっぱり分からないって様子だったよ」
『ほぉん…まぁそうだよなぁ…』
「なんかあったの？」
制服を脱ぎつつも聞き返す。なんとなく瀬呂君からは、言いづらそうにしている様子が漂っているけれど、私は静かに待った。
『…授業でヒーロー基礎学っていうのがあるんだけど──今日場所移動してやったんだよ』
『相澤先生、13号、オールマイトが担当でな』
『んで、最初は説明を聞いてたんよ。説明っていうか個性の話だけど』
『それでいざやるぞって時に──
『なんて言えばいいかな……』
言葉に、詰まる。
セキュリティがしっかりと成された雄英へ、侵入？態々学校内へ？袋叩きにされるかもしれなかったのに？何故？
「襲われた…って事？」
『あぁ…うん。先生が何とか食い止めてくれて俺達は無事だった──それでも先生が、重症っていうか…大怪我でさ』
「
『いんや。雑魚はあらかた駆け付けた先生達が捕まえてたけど、主犯格は捕まえてない。逃げられた』
今回の急な下校命令は、それが理由だったのか。主犯格が捕まっていないという事は今後もこういった事があるのかもしれない──大胆にも程が有り過ぎる。目的が何にせよ、プロヒーローが多く居る雄英に、しかもヒーローを目指す生徒がいるというのに乗り込むとは。どんな勝機があってもそんな事しない。
『向こうはなんか、俺達の授業の割り振りとか把握してたみたいでよ。オールマイトがなんたらって』
『昨日のサイレンとかも其奴等が原因っぽい』
そっか、もうそれしか言えなかった。
何故かこの時
私は弔さんの顔を思い浮かべていたのだ。
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八百(プロフ) - すごく好きです！！続きめっちゃ気になります！！仲直りしてほしいけどもうそのまま行って欲しいって思ってしまう矛盾… (2019年3月21日 21時) (
レス) id: db047f61b6 (このIDを非表示/違反報告)
あお果実(プロフ) - とても面白いです！これからも応援してます(*´∀｀) (2019年3月6日 16時) (レス) id: 11c4dc89d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ満開(プロフ) - めずさん» つい笑ってしまいました、コメントありがとうございます！頑張ります (2018年11月23日 17時) (レス) id: 2c4514670e (このIDを非表示/違反報告)
めず - なんでお星様1回しか押せないの！！！って感じに好きです生き甲斐をありがとうございまｧｧｧ！！！！本当はお星様50回くらい押してるので評価の回数に+50しておいて下さい(応援してます頑張って下さい) (2018年11月23日 2時) (レス) id: 73450a1efe (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ満開(プロフ) - 谷崎さん» コメントありがとうございます！声をかけて下さっただけでとてもありがたいです…！ (2018年11月20日 0時) (レス) id: 2c4514670e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴリラ満開 | 作成日時：2018年10月3日 3時
