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午前の課程を修了させ机に突っ伏す。
「飯は」
「食べるよ…食べる…お腹空いてるもん…」
学校に着いて先生に注意されたのは勿論、通りがかった小汚いおっさん(確かイレイザーとか呼ばれていた)に「時間は有限だぞ」と、捨て台詞吐かれた。気力がもう保たない。
「さっさと行くぞおい」
動きたく無い等とゴネていた私の襟首を遠慮無しに引っ掴んで、強制的に連行される。
「あ、おーい漣！」
「おや、瀬呂君ではないですか」
食堂が見えて来たので、流石に「歩くから離してくれ…」と人使に言って歩き出した時──瀬呂君が向こう側から手を振りながら駆け寄って来た。
「連絡先交換しねぇ？前にしようと思ってたんだけど、タイミングなくてさ」
「良いよ良いよぉ、ちょい待ち」
携帯を見せつつ言われる。断る理由も特に見当たらないので、快くポッケに入れていた携帯を取り出しアプリを開く。
「サンキュー！折角の高校生活なら友達は多い方が良いだろ？」
「あー…瀬呂君ってあれか、無駄に顔広そう」
「無駄て！」
そんな無駄話をしている間に連絡先交換は完了。表示されたアイコンは、上鳴君と思しき人と写っている写真──結構仲良いのか。
「じゃあ、また！連絡するわ！」
「ほーい！」
手を振りつつ、瀬呂君は人混みに紛れて行く。携帯をしまって振り返れば、人使は終わるのを待っていてくれた様だ。朝は放っておいた癖に今は待つのかよ。
「連絡先といえばさぁ、人使って案外連絡マメにくれるよね」
「あ？まぁ」
「朝は一言だけ先に行く、だったけど」
「根に持ってんのかよ…」
呆れた顔をされた。
「電話で起きたかもしれないのにさぁ！」
「そんな事する義理はねぇ」
「えっ！？ちょっと！私達親友でしょ！？唯一無二！」
「いつそうなった…」
コイツ、疲れ果てた表情してやがる。前は「俺と一緒にいて良いのか」みたいな萎れた事言ってきてたくせに、いつの間に神経図太くなったんだろう。
「人使君が冷たくて泣いちゃいそう…」
「はいハンカチ」
「何処で優しさ見せてんだよオイ」
「あぁ、女子だからハンカチくらい持ってるって？」
「話聞けや」
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noise - 面白いですがもう少し文と文の間を開けた方が読みやすいですね、更新頑張ってください。 (2018年10月8日 3時) (
レス) id: c7ddf1a0db (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ満開(プロフ) - 志乃さん» コメントありがとうございます、応援嬉しいです…頑張っていきますね！ (2018年9月25日 2時) (レス) id: e7696dbe06 (このIDを非表示/違反報告)
志乃(プロフ) - 応援してます (2018年9月23日 8時) (レス) id: 9e6db2f27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴリラ満開 | 作成日時：2018年8月26日 1時
