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少し歩いた先に、私と同じ制服を着た人達がちらほらと居た。私と同じ様に制服に着られている感じなので新入生だろう。友達は出来るかなぁなんて、それらしい事は思わずに唯入学式で寝ないと良いなぁくらいだ。
ふと、視線を右へ動かした時。
フードを深く被った人が、じっと高校を眺めて居る姿が視界に入る──しかも中途半端な道の所で。隙間から色素の薄い髪色が覗いていた。両手ともパーカーのポッケに突っ込まれていて、眺めるだけで何かを起こす訳では無さそうだ。
それが少し異質だと感じてしまった私は、
｢どうかしましたか｣
等という声を掛けてしまった。
此方を見たその人は、だいぶ細く、そして縦に長かった。私の頭2個分はあるのではないだろうか、唯じっとしている。
｢ずっと眺めているようですし、高校生では無さそうなので｣
続きを話せとでも言いたげに私の目を一直線に見続けるので──仕方無しに話す。
｢…お前、此処のか｣
｢えぇ。今日からです。普通科ですけどね｣
｢ふぅん｣
興味無さそうに返答しながら、私の方へと躊躇なく近付いてくる。内心慌てた私だけれど、変な対抗心が生まれてしまい身じろぎ1つしない様努めてしまった。
｢雄英高校1年、普通科か｣
｢ヒーロー目指したいんじゃないのか｣
｢何故此処だ？｣
今度は質問攻め。何かやっぱり変な人だと思いながらも
｢…将来の選択肢を増やせる雄英高校を選んだだけで、ヒーローになりたいとは微塵も思ってません｣
と、返す。
｢…｣
｢へぇ…｣
｢ふぅん…はは！｣
嬉しそうに、笑う。
｢お前、名前は｣
｢…
｢俺は死柄木弔、何かの縁だ──仲良くしよう、A｣
それだけ言うと私に軽く手を振って去って行く。
仲良くも何も、名前以外の情報知らないし、いきなり呼び捨てにしてくるような人と仲良くはしたくないかな。
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noise - 面白いですがもう少し文と文の間を開けた方が読みやすいですね、更新頑張ってください。 (2018年10月8日 3時) (
レス) id: c7ddf1a0db (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ満開(プロフ) - 志乃さん» コメントありがとうございます、応援嬉しいです…頑張っていきますね！ (2018年9月25日 2時) (レス) id: e7696dbe06 (このIDを非表示/違反報告)
志乃(プロフ) - 応援してます (2018年9月23日 8時) (レス) id: 9e6db2f27b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゴリラ満開 | 作成日時：2018年8月26日 1時
