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Ring of Bomb ページ4

早苗「ここが人里です」
カイン「のどかな所だ…ミストを思い出す」
ゴルベーザ「…すまん、カイン」
カイン「あ、ああ、別にそういう意味じゃ…」

因みにミストとはゴルベーザ(というよりゼムス)の策略によって焼き払われた召喚士の村である。

〜寺子屋〜
早苗「こんにちは」
慧音「ああ、いらっしゃい。そっちの方は…」
カイン「カイン・ハイウィンドだ」
ゴルベーザ「ゴルベーザという。はじめまして」
慧音「これはご丁寧に。あ、セフィロス」
セフィロス「む、お前達か」
ゴルベーザ「…お前もか」
セフィロス「俺もだ」
カイン「カオスの戦士か」
セフィロス「元、な」

和やかなのか緊迫してるのか分からない会話の中、一人の子供が半獣に駆け寄った。

子供「先生、これあげる!」
慧音「これは…指輪か?どこでこれを?」
子供「変なおじさんが好きな人にプレゼントしなさいって」
慧音「そうか…ありが」
突如指輪が赤く光り出した。
竜騎士達にはそれに見覚えがあった。

ゴルベーザ「みんな逃げろ!」
慧音「!?」
カイン「駄目だ、間に合わ…!」

指輪から魔物…爆発生物「ボム」が無数に飛び出してきた。
ボムは縦横無尽に飛び回り、あちこちに火をつけ始めた。
慧音「!みんな、外へ避難するんだ!」

ボムの一体が慧音に襲いかかる!
ゴルベーザ「ぐっ!」
カイン「ゴルベーザ!」
咄嗟にゴルベーザが庇ったおかげで、慧音には怪我はなかった。
慧音「す、すまない。えっと、こういう時は…」
ゴルベーザ「まずその指輪を砕け、慧音は子供達を!」

今やボム達は里全域に飛び回り暴れ尽くしている。
カイン「くっ…」

竜騎士の槍が二匹の爆発生物を叩き落とし、魔人の魔法がボムを次々と落とし、死神の聖魔法が爆発直前のを吹き飛ばす。
英雄と半獣は子供達を護り、里の大人たちは子供を庇いつつ果敢に闘っている。

カイン「くそっ、数が多い!」
ゴルベーザ「参れ、黒竜!」
クジャ「リヴァイアサン!」

二匹の竜が無数のボムを蹴散らし、悪霊の鎌がボムの群れを刈り取る。
だが数が多く、手が圧倒的に足りない。それでも彼らの奮闘ぶりは目を見張るもので、この時点で軽傷者が数名いる程度だった。

?「慧音!無事か!」
慧音「私は大丈夫だ、皆を!」

奇妙な形の剣を持った青年。盗賊は彼を知っていた。
ジタン「お前…!」
?「久し振りだな、だが話は後だ!」

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作者名:空幻 | 作成日時:2012年12月16日 12時

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