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とたんになぜか目の奥がじりじりと熱くなってきた
それがいたいほど手にも伝わってくる
すると、ボワッと指先から何かが溢れだしたような気がした
恐る恐る目を開けると、
目の前に聖騎士の姿はなく、代わりに地面に凍りついたようなあとがあった
それをたどっていくと、聖騎士が倒れている
よろいは完全に凍っていて、持っていた剣は、粉々になっていた
え・・・私がやったの・・・?
そう思うと、足が震えてきた
逃げなきゃ・・・!
安定しない足取りで私は駆け出した
フードをかぶり直す余裕もなく、もう目のことなんか忘れていた
やだやだやだ、捕まったら殺されるのかな
お母さんとお父さんのかたきもうてないまま、
あの憎い聖騎士に殺されるのかな
あんな思い出、忘れたいのに
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リムル - とっても面白いです。 (2019年6月23日 6時) (レス) id: d40eb6a1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ルルチャピ - 本の栞様!ありがとうございます!続編も出ているので、ぜひ見てくださいね♪ (2018年4月4日 20時) (レス) id: d28fdf64b7 (このIDを非表示/違反報告)
本の栞 - スッゲー面白い!続きがめっちゃ気になる!更新頑張って! (2018年4月1日 16時) (レス) id: b72e644e8b (このIDを非表示/違反報告)
ルルチャピ - ゆっくりノワールさん!いっささん!ありがとうございます!皆様のコメントが、とても心の支えになっています! (2018年3月16日 20時) (レス) id: d28fdf64b7 (このIDを非表示/違反報告)
いっさ - めちゃ楽しいです!続きがきになります!頑張ってください! (2018年3月15日 19時) (レス) id: f49f96fb1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルルチャピ | 作成日時:2018年2月17日 9時