【メリオダス】傷つけたくないから、あなたを守るよ

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「き、着てきたけど・・・」


団長さんの後ろ姿に声をかける



メリ「お？・・・って、ええ？」


「ええ？・・・ってなに」



じと〜とした顔で私のことをじろじろみてくる



メリ「またカーディガン着ちまったの？」



「着ちゃダメだったんですか？」


メリ「いや、顔が見えないと看板娘になんねぇんだよ。ちょっととってみ」



そう言って手を伸ばして来る


「やめて！！」


だから思わず叫んでしまったんだ


団長さんはすごくびっくりしている



私はいずらくなって、店を飛び出した



ぶわっと涙が溢れだしてきた


やだやだやだ


嫌だよ



これじゃもう会わせる顔なんて、ないじゃん


また、一人になっちゃうんだ


下を向いて走っていたら、ドンッと誰かにぶつかった



聖騎士「ほう、聖騎士に体当たりとは、いい度胸だな、小娘」



「え・・・聖騎士・・・？あの、私は・・・えっと・・・」


心臓がドクンドクンと激しく脈打つ


聖騎士には悪い思い出しかない


すると、突然ビューっと強い風が吹き付けた


そのせいで、フードが脱げてしまう



聖騎士にまともに目をみられてしまった



聖騎士「お前・・・その目は・・・これからお前をつれていく。抵抗しようなんて思うなよ」



そう言って腕をつかもうとして来る



やだ・・・怖いよ・・・



私にさわらないで・・・


そう言いたいのに声にならない



思わずぐっと目をつぶった

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