白雪姫と7人の神様 5 - パスワード認証

ふと気づいた迫る別れ。

君と出会ってから体験した全ての思い出が
いつか淡く、儚く、泡のようにして消えてしまう。

この手を伸ばせば、君はここへ留まってくれるのだろうか。

それとも、運命というものは、残酷にも

僕らをかつての生活に引き戻してしまうのだろうか＿＿＿＿＿＿＿。

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毒リンゴを齧ってしまった時、ふと脳裏によぎるのは、
運命に対する強い憤りでも、暗闇に落ちていく恐怖でもなく

貴方達に出逢えた事への、小さな喜びばかりであったなら

どんな別れもきっと怖くないでしょう。

それでも、貴方達が見つめる先の私の頬には涙が光り、

同じようにして貴方達も涙を流しているのかもしれません。

運命よ、なぜ貴方はそんなにも残酷でありましょうか……。

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白雪姫と7人の神様第5章です。

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改めて心から感謝申し上げます。