担当マネージャー（黄）last

意味のないもの ページ26

20:30


錦戸「お前らは、、時間配分言う能力、、備わってへんのか、、？」



あと関ジャニさんの番組収録だけで今日が終わろうとしていた


していたけど、錦戸さんと私はゼエゼエと大きく肩で息をしていた



井上「、、」


井上くんは普通みたい。まあ、陸上部だったからか



村上「お前らはしょっちゅう走っとるのう、廊下は走るなて小学校の先生に教わったやろうに」



錦戸「コイツらが時間間違えるからー」


『どうしても錦戸さんの出演時間を計算したらこうなっちゃうんですよね、、忙しいって大変ですね』


錦戸「俺こんな全力疾走して何を掴もうとしとるんやろな」


『ははっ、、』



ここ最近、１日に詰め込まれるスケジュールが多くなったせいか

３人であちこちの局を走り回っている


これも錦戸さんが活躍している証拠！


だと思いたいけど、もっと出来る人なら走らずに済む方法でマネージメントをするのだろうか、、


それがプロのマネージャーだよな、、



錦戸「おいー何ボーッとしとんねん、牛乳買ってきてーやって」


『すみません、この時間から飲んで腸おかしくなりませんか？他に皆さんは要らないですか？』


横山「大丈夫やでーありがとう」


井上「あっ僕行って来ます！」


『ありがとう』



井上くんが出ていき、楽屋の中には関ジャニさんと私だけになった



初めて楽屋を訪れた時も確かこんなだったな


皆それぞれ用意されたソファに腰かけてて、好きなことをしていて


私が言葉を発すとそれぞれの作業を止めて私の顔を見てくれた。


ただ、一人を除いて。


そんな彼も今では



錦戸「明日めっちゃドキドキするな」


『堂々としていてくださいね、その方が似合ってますから』


錦戸「お前とも顔合わせるってなんや変な感じやな」


『そうですね〜』



なあなあ、と携帯も見ずに話かけて下さる


その会話にあまり意味は無いと思うけど、私はそんな会話がとても嬉しく、楽しい


意味のない会話など、最初の私たちには一切無かったから。



錦戸「何ジロジロ見とんねん！見んな！」


丸山「いやーあまりにも楽しそうに喋ってるから笑」


錦戸「黙れ！」



そう言うと携帯を弄り始めてしまったけれど、よく見るとアプリを開いてはホーム画面に戻っての繰り返し



『最近錦戸さんの家の近くにカフェが出来たそうですよ』


話題を振ると嬉しそうに飛びついてくれる


この笑顔に私は沢山救われ、きっとこれからも救って貰う事になるんでしょう

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