Get drunk 4. ページ46
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私が必死になって弁解すると、
北人君は綺麗に柔らかく微笑んで
｢良かった…｣
一言そう呟いて胸に手を当てながら、
ホッと肩を撫で下ろした。
そんな姿は、とっても良い子に見えた。
うん、あの生意気な奴とは大違い。
それからお互いに洗濯物を干しながら
他愛の無い話をしている内に
カゴにいっぱい入った洗濯物は空になり、
｢やーっと終わった…｣
私が息を吐いてにっこり笑いながら言えば、
北人君も同じように笑って、
｢俺も終わったよ！｣
｢疲れたね〜！｣
嬉しそうにそう言うと
再び手すりから身を乗り出して
私に笑いかける。
あぁ、何てキラキラした表情で
爽やかに笑うんだこの子は…
なんて、思わずきゅんと胸を掴まれる。
本当にアイツとは天と地の差だ。
と、思った瞬間に気付く。
｢…あれ？｣
(そう言えば、さっきまで居たよね？)
北人君の癒しオーラに気を抜きすぎて忘れていた
確かにベランダに居たはずのアイツ…
ふと、思い出したその存在に
無意識に首を傾げれば
北人君はきょとんとした表情をする。
｢どうしたの、ナナさん｣
｢ねぇ、さっきまでそこに…｣
アイツ、居たよね？
と、言いかけた私に北人君は大きく目を見開いて
｢ああ、そういうこと…｣
なんて、何処か一人納得したように頷いた。
そして、にっこり微笑んだ北人君は
何を思ったのか私を手招きして…
｢なに…？｣
ゆっくり距離を詰め彼に近付けば、
北人君は小悪魔みたいにキラキラした目をして
私に耳打ちをした。
ﾎﾞｿｯ..
｢壱馬なら、そこで爆睡してるけど｣
｢起こそっか？｣
彼の発言から考えると、
どうやらアイツは拗ねて
そのまますぐベッドにふて寝したらしい。
それよりも、
今はこの小悪魔な彼の笑顔が眩しい。
｢いや、遠慮しておきます…｣
(起こしたらまた色々と面倒くさいし)
｢えー、遠慮なんかしなくて良いのに｣
苦笑いで丁重に断れば、
北人君は少し面白くなさそうに口を尖らせた。
すると、しばらく何か考え込んでいた彼は
再び小悪魔のように微笑むと
次の瞬間、爆弾発言を落とした。
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やよい(プロフ) - ryoさん» こんばんは、コメントありがとうございました！何だかすごく褒めて頂き光栄です(>_<)ありがとうございます、嬉しいです。これからも更新頑張りますのでよろしくお願い致します！ (2020年3月17日 23時) (
レス) id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - ちなつさん» コメントありがとうございます！すごく昔に書いたお話のリメイクなので自信無かったんですが、気に入ってくださって嬉しいです(^^)実は、私もちなつさんのお話私読みに行かせてもらってます。笑 なのですごく嬉しいです！ありがとうございます！ (2020年3月17日 23時) (レス) id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - まりさん» コメントありがとうございます！一気読み、是非ともしてもらいたい。笑 なので私も更新頑張りますね(^-^) (2020年3月17日 23時) (レス) id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
ryo(プロフ) - 初コメ失礼します。とても素敵なお話で、とても楽しみに読んでいます。ちゃんとした小説を読んでいるようで文章力の高さに感心致しました。これからも素敵なお話沢山作って頂けると嬉しいです！ (2020年3月17日 19時) (レス) id: cb9873671c (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - めっちゃ面白いです！この作品大好きです！ (2020年3月17日 0時) (レス) id: e54f0cecc3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やよい
| 作成日時：2020年3月16日 16時
