ep 21. telepathy #JM ページ24
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『僕が居なくても、ナナはきっと合格してた』
" 確かに僕はずっとナナのダンスを見てきたし
色々とアドバイスもしてきたけど…
でも、ナナはそれが無くても、
最初から上手だったじゃん
今日だって、マジで凄かったし…
それとさ、先生も言ってたけど…
こんな酷い靴擦れしてる素振りも一切無かったから
気付くのが遅くなって、ごめん
それだけが唯一、僕の心残りっていうか…
お前が怪我してたことに
1番に気付いてやれなかったことが
オッパは本当に悔しいよ＿＿ "
そうして、
ナナの正面にしゃがみ込むようにして
僕が居たから合格したんじゃなくて
ちゃんとナナの努力した結果だよ、と
柔らかく微笑みを浮かべながら、そう伝えた。
ひとまず消毒液を床に置いてから
空いた右手をゆっくりと伸ばして
ナナの頬に確かめるように優しく触れながら
『合格のお祝い、何が良い？』
なんて、至近距離でそう問いかければ
一気に恥じらったナナの頬が赤く染まっていく…
「オッパが、お祝いしてくれるんですか…？」
『そう、ナナがレッスン頑張ったご褒美』
『何か欲しい物とか、無い？』
相変わらず僕はナナに対して、甘いと思う。
僕も自覚はあるけど、可愛くて仕方ないから
甘やかすのは当然じゃない？
にこにこしながら返事を待っていると
少し悩んだ末に、恐る恐るナナが口にしたのは、
「えっと、もしも、ですよ？」
『うん、もしも…？』
「もしも、オッパが嫌じゃ無かったら…」
『ふはっ、うん、なに？』
「オッパが普段身に付けてる物が欲しいなって…」
『ふははっ！
『本当にそんなので良いの？』
「はい。あっ、やっぱり駄目ですか…？」
『いや、僕は良いんだけど、ただ…』
" なんて言うか、ナナは
本当にそれで良いのかなって思って＿＿ "
単純に欲が無いのかもしれないし
今この場面でパッと思い付かないだけかもしれない
だけどさ、
こんなストレートに言われると…
『……っ、』
(ナナのこういう所、好きだな)
こんなにも誰かを好きだと思ったのは
ナナが初めてだし…
漸く自覚した自分の気持ちが
危うく我慢出来ずに口から零れそうになる
僕の私物が欲しい、って事は…
つまり、そういう事だよね？
まさか、ナナの口から
そんな可愛いお願いが出てくるとは
思ってもみなかったし、予想外すぎて…
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やよい(プロフ) - お待たせしてすいません。私のイメージするジミナで良ければ是非読んで頂けると嬉しいです(>_<)こちらこそこれからも宜しくです！ (2021年6月19日 22時) (
レス) id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - イズミさん» お返事遅くなってごめんなさい！文章読みやすいですか？嬉しいです(T^T)私だらだら長くなりがちなので見やすく書きたいんですけど、難しくて…笑 こちらこそ、これからもよろしくお願いします(>_<) (2021年6月19日 22時) (レス) id: d2cb7d4c05 (このIDを非表示/違反報告)
avrill(プロフ) - 更新楽しみにしてました！ジミナ大好きなのでこれからも楽しみにしています！！ (2021年5月22日 8時) (レス) id: dd6824d8fc (このIDを非表示/違反報告)
イズミ(プロフ) - 夜分失礼します、、、更新、楽しみに待ってました〜文章が上手で本当に読みやすくて引き込まれます！これからも楽しみにしていますね (2021年5月22日 1時) (レス) id: efab83b668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やよい
| 作成日時：2021年5月21日 23時
