You drive me crazy. 3 ページ33
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『ああ、良かった、ナナ居て…』
「ちょっと待って…｣
(何で急に来るの！)
何の前触れもない突然の出来事に
頭が付いていかずに戸惑う私の隣では…
『うわ、岩ちゃん？』
『てか、本物！？｣』
『ちょっとナナ、まさか知り合い！？』
「ああ、いや、その…｣
(ねぇ、やめて、目眩がしそう)
せっかくサングラスをかけて
ここまで変装して来たくせに
こんな所で外したら意味無いでしょ！
今起こっている事態に呆れて
天を仰ぐ私を余所に隣の里奈さんは
更にパニック寸前で目を見開いたまま
剛典君の姿をまじまじと確かめていた。
このまま店内に居ては
里奈さんに色々と詮索されそうだし
何より剛典君がこんな場所に居るところが
ファンにでもバレたら
このお店にも迷惑がかかるに違いない
そう察した私は、
「すいません、私ちょっと…｣
『あ、ちょっと、ナナ！？』
「開店までには戻りますから！｣
ちょっとこっち来て！
と、剛典君の腕を掴んで
少し強引に店内から裏口へと連れ出した。
裏口なら人もまばらだから
バレる確率は低いし、まだ安心だ。
それよりも
もっと問題なのは…
「ねぇ、いきなり来て、何の用？｣
『いや俺、言ったよね、話があるって…』
そっちから私を捨てたくせに
平気な顔をして
また私の前に現れた
剛典君の気持ちが分からなくて
ついつい口調が荒っぽくなる。
裏口のドアにもたれ掛かるように立つ私を
ただ真剣な眼差しで見つめる
剛典君のその眼力に負けてしまいそうで
然り気無く視線を逸らし、俯いた。
「だからって、こんな急にバイト先に来られても」
「はっきり言って、迷惑だよ…｣
「分かるでしょ？｣
「剛典君と私はもう住む世界が違うの！｣
付き合っていた頃から
すでに世間では知名度もあったけど、
今はあの頃とは比べ物にならないほど
更に有名になってしまった。
そんな剛典君と私では
価値観だって
きっと変わっているに違いない。
｢………。｣
(こんな事、言ってる自分が惨めになる)
自虐的な事を頭の中で思いながら
ふと別の事に気付かされる。
何もこれは剛典君だけに限られた話ではなく、
THE RAMPAGEとして活躍する
北ちゃんも同じなんだと…
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やよい(プロフ) - あやなさん» こちらこそコメント下さってありがとうございます！休みに入ると沢山更新出来るので今日は引きこもって更新頑張ります！笑 良かったら読んで頂けると嬉しいです！ (2020年4月11日 14時) (
レス) id: 0adcf1b39f (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - 水晶さん» こんにちは、コメントありがとうございます！続編移行しましたので良かったらそちらも読んで頂けると嬉しいです、笑 頑張って更新しますね！ (2020年4月11日 14時) (レス) id: 0adcf1b39f (このIDを非表示/違反報告)
あやな(プロフ) - いつも更新ありがとうございます！お仕事も大変ですよね（汗）お体に気をつけてくださいね！やよいさんの更新待ってます！ (2020年4月8日 7時) (レス) id: 0bdc6a61b5 (このIDを非表示/違反報告)
水晶 - めっちゃキュンキュンしました!!!!更新めっちゃ楽しみにしています、頑張ってください！ (2020年4月6日 15時) (レス) id: 9f418f690e (このIDを非表示/違反報告)
やよい(プロフ) - ほくみなさん» こんばんは、どちらも読んでくださりありがとうございます！こちらは比較的まったりしたお話なので単調になりすぎないように頑張っていきますので宜しくお願いします！(^^) (2020年3月27日 22時) (レス) id: 0adcf1b39f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やよい
| 作成日時：2020年3月21日 10時
