知恵の輪かて ページ4
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『んーと、とりあえずそこのドア入るとロッカーがあるから荷物置いてきてもらおうかなー。あ、あと机の上にローレン君のエプロンあるからそれ着けてきてもらっても良い？』
「あー、おっけーおっけー、了解っす！んじゃ、ぱぱっと荷物置いてすぐ戻ってくるっすわ！」
『はーい。行ってらっしゃーい』
ニッコニコな笑顔を浮かべて、ひらひらと手を振りながらロッカールームに向かったローレン君の背中を見送って、残された私はここからローレン君に何を教えるべきなのかと密かに頭を悩ませる。
今はお客さんも全然来なくて落ち着いてるし、とりあえずは店内を色々と案内をしようかなー？とか考えながらローレン君が戻ってくるのを待っていると…
「和泉サーン！ちょっ、ホントごめんなんだけどこっち来てもらっても良い？」
『え？なに、どうかしたー？』
「いや、俺マジやってるわコレ。そもそもコレって、どうやって結ぶのが正解なん？分からんて！こんなオシャレなエプロン付けた事ねぇしさー」
『ちょっ、待って！？ふふっ…どんなやり方したらそんな事になるの？逆に教えて？アハハッ…！』
「んーとねぇ、それは俺が一番疑問に思ってはいるよ？マジ、何でこうなった？」
ロッカー室に入るとエプロンの紐と格闘した末に結び方を間違えたらしく、紐の結び目が絡みに絡みまくってとんでもない事になっていた。
本当、何故そうなった？ってレベルでローレン君の体に巻き付く紐に我慢しきれずに吹き出して笑ってしまったら、照れ臭そうに顔を真っ赤にしながら突っ込むローレン君を見てなんだか可愛いなぁ、とか思ってしまって…
『ふふっ、ローレン君にも意外と不器用な所がある了解？』
笑うのが我慢出来なくてニヤニヤしながら、そう言ってからかってみるとローレン君はあからさまに苦笑いになりながら両手を合わせて、
「ちょっ、マジで俺が悪いし、ごめんなんだけど。とりあえず笑ってないでこの知恵の輪解いてくれん？」
俺一人の力じゃ、もうどうにもならんところまで複雑に絡まってんだわ、この知恵の輪。と、相も変わらず饒舌な口振りで話続けてくるから笑いが止まらなくなる。
ただ、確かにこのまま黙って見過ごすことも出来ないレベルの絡み方なのは事実な訳で＿＿
『ふははっ、分かった分かった！解けるかやってみるから、ちょっとジッとしてて…』
と、とりあえずローレン君の背後に回って複雑に絡みんだ知恵の輪が解けるのか試すために紐にそっと手を伸ばしながら、ふと思う。
うわー、待って、ウエスト細すぎじゃない？
というより、ウエストに限らずスタイルが良すぎて
逆にちゃんと食べれてるのか心配になるレベル
あと、密かにずっと思ってたけど顔面が強すぎる
この至近距離だと尚更に思う
その整った顔立ちの破壊力がエグい。
何気にさらっとイケボなのもズルいと言うか
このトークスキルの高さからしても
絶対大学でも相当モテてるんだろうなぁ＿＿
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やよい(プロフ) - realさん» ありがとうございます(˶' ᵕ ' ˶)閉店事件なんかすごい好きなんですよね。笑 同じ感覚の方が居てホッとしました。これからも頑張りますね！ (10月7日 8時) (
レス) id: 65ead64792 (このIDを非表示/違反報告)
real(プロフ) - めっちゃ面白いです！わたしもlrnの閉店事件好きなので嬉しいです！更新楽しみにしてます(*^^*) (10月4日 21時) (レス) id: 3d1cb866c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やよい
| 作成日時：2023年9月26日 20時
