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「やっと、オッケーしてくれたわ。本当しぶとすぎ(笑)」


そういって恥ずかしそうにうつむいてる




「あ、そうだ」


そう言って立ち上がってどっか行っちゃうタカ兄



ムードも何もないね?(笑)

仮にもベッドの上だったんですけど。



すると30秒もしないうちに戻ってきた


「おまたせ。」

ってまたベッドに滑り込んできて



「覚えてる?」


ぎゅっと握ってた手の平から何かを出した

暗さに慣れた目は、それが何だかすぐ分かった



「…覚えてるにきまってるじゃん」


「なーんだ」


「なーんだって…あの時の彼女さんにあげたやつでしょ」


「ぷっ、不貞腐れてる(笑)」


「だって本当じゃん」


「じゃあこの石は?」


「アクアマリンだけど?」


「何月の誕生石?」


「三月…」


皮肉にもタカ兄の元カノの誕生石は
私の誕生石でもある

あの時はちょっと傷ついたな〜。


「あげる!」


「え?」


え、まさかの使い回しですか


「違うから。使い回しとかしないから」


「そしたら何なの?」



「あん時さ、実は彼女とかいなかったんだよね(笑)」


「はぁ!?なにそれ!」


「いや、話すと長くなるわ」



そんなこと言われたら気にならないわけないじゃん




タカ兄はずーーっと下ばっか見てる

照れすぎじゃない?



対する私は、意外と冷静だったりする


なんでだろう、現実味がなさすぎるせい?




「あの時のこと聞きたい、」


ちょっとだけ勇気出して言ったら
やっと顔を上げたタカ兄が


「わかった、俺のこと軽蔑すんなよ?」

って意味わかんない釘さしてきた

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とも(プロフ) - こんばんは!横尾くんと二カちゃんの兄弟の話が読みたいです! (2017年5月16日 22時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)
だだ(プロフ) - ともさん» コメントありがとうございます!お答えできるのがいつになるかわかりませんが、是非お聞かせください! (2017年5月15日 23時) (レス) id: a2dfa7793c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - こんばんは!いつも楽しみに読ませて貰ってます!リクエスト大丈夫ですか? (2017年5月15日 23時) (携帯から) (レス) id: 6cf56bfc4d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:だだ | 作成日時:2017年5月9日 1時

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