検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:34,159 hit

54 ページ7

その後の仕事は、がぜんやる気がでて
もしかしたら残業になるか家に持ち帰るかって思ってたのに
そんなことはおろか定時前に全部終わらせちゃった

これがイケメンの力か…



帰り支度をしながらスマホを開くと
碧人さんからラインが返ってきてて


『後輩のフォロー入らなくちゃいけなくて30分くらい伸びそう』

『先行ってて、お店の名前と場所だけ送ってくれれば後から行く!』

『もしそのまま遅れそうだったらまた連絡入れるから、久しぶりに楽しんでおいで!』



今さっき送られてきていたライン
昼休みにしたラインは
承諾はしているものの絵文字もない記号もない
事務的な返事だったから気に障ったかと思ってたけど

意外にもそうでもなかったらしい


仕事が伸びるって言ってるのに全然機嫌は悪そうじゃない



心の中でおっきくガッツポーズをして
次に裕兄ちゃんのラインを開く



『俺らはもういるよー』

『会社の近くがいいかなと思って赤坂の○○にした』

『終わったら連絡してちょ〜』



裕兄ちゃんらしいラインだ

裕兄ちゃんのは絵文字がなくたって記号がなくたって
ゆっるゆるだから読んでても安心できる




なんて裕兄ちゃんと碧人さん比べたりして、何してんだろ



『今終わったー!』

『楽しみすぎて定時前に今日の分とちょっと余分な仕事終えちゃった!!』

『気遣わせてごめんね、なんて言って入ればいい??』



芸能人とご飯食べるって大変だ〜
完全個室のとこだって。

相変わらず敷居が高すぎる…
いつも奢ってもらっちゃうけど(笑)

サイトでマップを開いて、会社のエントランスを抜けると
裕兄ちゃんから電話がきた

55→←作者より



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:だだ | 作成日時:2017年4月22日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。