どーも、面食いです！

ut side. ページ28

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どーも、僕です。
Aちゃんが逃走しました。
うん、意味わかれへんやろ？僕も♡


『お顔良しがこっちを見ないでください！なんですか寄ってたかって見てきて！！シャッター止まらんしフォルダーもいっぱいになるやろが！！あーもうホントお顔良いな！？写真集出して！？言い値で買うから！！！！なんでこうもお顔が良いのか！受験した甲斐しかない！！白羽の矢だろうがなんだろうがやってやんよ！！でもトントンさん以外の手伝いはマジでしないからな！このお顔良しどもめ！！』

「……なんで録音してんの？」


グルちゃんの方から、逃走前に高速詠唱してたAちゃんの声が聞こえてきた。

その後の勢いあるドアの音も入っててやばい。
主にシャオちゃんの腹筋が


「なにかあった時ように録音してただけさ」

「元から言質取る気で草」

「反対やぞ。
あんなん聞いて余計に入れる気失せたわ」


トン氏は諦めたようにため息をついてから椅子に座った。
でも隣の奴は相変わらず反対派。


「…では、コネシマ。
来年も役員をやるという事でいいんだな？」


あーあ、空気重たいや〜ん
いややわぁ、あとで誰かとデートしに行こーっと


「無言か…
今年も継続になったとしても人数がいるからいいが、来年はどうするつもりだ？
ショッピ、チーノに全て負担させるのか？

確かに候補者が現れたらそれでいいが、もし役員継続だと認識されていたらその意識を変えなくてはならん。
その為にはある程度の人材が必要となる。
その人材をお前が用意できるんなら何も言わん」

「……関わる気ないからな」


あのシッマが静かに言い放って出ていった。
そのせいでさらに空気が重なるわけですけども…


「ゾムさん写真撮れんくて残念やね」

「…お前、それ今言うことか？」

「だって僕も同行するつもりやったもん」

「え？大先生も？」

「なんでお前らも参加する気なんや！！」


Aちゃんとのツーショ話題を振ればシャオロンも乗ってくる。
二人が騒ぎだせば、チーノとショッピも参加する。
万一の盾要員とか許されそうでずるいわぁ


「あ、A カバン忘れとるやん」

「ホンマや、ショッピ連絡して持って行ったろーぜ」


ゾムシャオ俺がその言葉に反応した。
まって？なんで連絡先知ってんの？
１年ホンマずるない？

電話に出やんかったAちゃんの返事を待っとる間、Aちゃん知らない組と話ししとったら、いつの間にかおらんくなってた。
泣くぞ

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