どーも、面食いです！

shp side. ページ15

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クレイジーな先輩方に囲まれてる中、同級生にも中々クレイジーな奴がおった。

元々は大先生が捜してた女子生徒だったんやけど、呼び出しをしたらしい翌日にチーノが余りにも面白そうにしていたので、暇つぶし程度にちゃんと話してみたのが始まり。

簡単に言えば、
ミーハーではなくネジがぶっ飛んだ"顔ガチ勢"
って感じやろか？

彼女の話を聞けば聞くほど、顔にしか興味無いことが良く分かる。
大先生のクズっぷりを話したことあったけど、真顔で｢ふーん｣って言う奴初めて見た。
しかもそのあと普通に大先生の顔について語られたから腹抱えて笑ったな

色目使ってこやんし、なんやかんや良い奴やしで構うことが多い。
…色目は使わんけど欲には忠実やな

そんな彼女...Aは、クレイジーさトップを誇るグルッペンさんに呼び出され正面に立ってる……


「…聞いているのか？」


……が、全く微動だにしていない。
返事もないのでさすがのグルッペンさんも心配してるご様子。

これは間違いなく会話オートやな…
ちゃんと解除しとくよう言うとくんやった…


「A！」

「ｳｪｴﾍｲ!?」

「会話オートになってんで」

「ﾊｲ､ｽﾐﾏｾﾝ」


大きめの声で呼ぶと変な返事をしながらこっちを見てきた。
話しかけられていることを遠回しに伝えると、申し訳なさそうにしていた。
前方に立ってるチーノは必死に笑いこらえとった。


「な？言うたやろ？」


呼び出すことが決まった時から、事前に正面から話すのは無理だと俺らが口々に言っていた。
その意味を完全に理解したであろうグルッペンさんは眉間を押えながら考え込んだ。


「どんな状態でも構わん。
とりあえず話しをさせてくれ」

「えっ...と、」

「いつもの状態でもええんやって
誰にする？」


イマイチ話が見えていないAに、シャオさんが助け舟を出す。

知らん人の後ろには隠れんやろうからチーノか？
位置的には俺のが近いけど、Aの中での安全牌やないからなぁ…
一応ゾムさんも安全牌やし、あとはトントンさんにも懐いてるから、ここら辺から決めるんやろうな

なんて考えとったら、悩みに悩んだAの口が開いた。


「あの、ロボロさんがよろしければお願いしたいのですが…」

「｢｢｢｢｢えっ｣｣｣｣｣」


「……ええっ！？オレ！？」


まさかの指名に驚いていると、数秒遅れてロボロさんの驚きが大音量で聞こえてきた。

この悔しさは予想が外れたからやと思う

安全牌が一番危険→←謁見

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