どーも、面食いです！

最推しが変わりました ページ1

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鼻に違和感を覚え目を開けると、真っ白い電気が目に刺さった。

眩しい〜…お母さん勝手に電球変えたな？


「そんな訳あるかい！」


まず直管じゃないし！！！と勢い良く体を起こす。
周りを確かめると、白、白、白…

ここは……


「急に起き上がると危ないよ〜」

「…保健室」

「そ。
ここに来るまでの記憶と、痛みの有無を教えてもらっていい？」

「えっと...？
痛みはない、です。うん。
ここに来たのは……」


眉間を押えながら思い出そうと唸る。

最後に見たのは……
サラサラの茶髪に、ちょっとつり目なのにクリクリっとした女子顔負けの大きな目。
そして、程よくぷにぷにしてそうな美しいフェイスライン…

はぁああああんThe・美少年！！！！！！！
今まで出会った推しの中で最高峰すぎんよ！！！


「…大丈夫？」

「はい！！！！」


元気に返事をしたのに少し引かれた。
あと、バタバタするなと怒られました。ごめんなさい


「大興奮して鼻血が出て、その後キャパオーバーを起こして倒れました」

「…………ん？」


何かを書こうとしていた手が止められ、体ごとこちらを向く養護教諭のしんぺい先生。

いや、まだちょっと脳に酸素とかいろいろ巡ってないみたいです。口が滑っただけなんです。お願いですから｢何言ってんだこいつ｣って雰囲気出さないでください。


「Aー！大丈夫かぁー！？」

「静かに入ってきなさい！」


勢いよく開いたであろう扉。
そして入ってきた人物にバインダーを投げつけるしんぺい先生。
それでいいのか養護教諭、仮にも教師...仮でもないか

というか、鼻詰めてるから来んな。
外していいのか分かんないから来んな。


「角当たったらどーすんの！？」

「当たらないよう投げたから大丈夫。
あと、媛乃さんは着替えてるから外で待っててあげな」

「そこ開いてるやん」

「気を遣えって言ってんの」


ため息をついてから立ち上がりこちらに来るしんぺい先生。
ティッシュを渡されたかと思うとカーテンを閉めてから動かない。

先生の気遣いに感謝しつつティッシュを消費した。
うん、もう止まってそう

取ったことを伝えると簡単にチェックされる。
簡単に顔と手の血を拭いてくれたことをコソッと教えてくれた。
あと予備で置かれている体操服も貸してくれるらしく、労り尽くせりである。

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