逃走 ページ30
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「媛乃さーん！飯食おうぜー！」
チーノくんが昼休みにショッピくんを連れてやってきた。
アホかこいつ、とクラスメイトに凝視されてるなか思った。
断ったら断ったで、誘いを無視したってクラスメイト達は裏で言うんだろうなー。
受けても、なんで誘われたんだアイツがってなるんでしょ？
じゃあ自分に良い方を取らねばね、ショッピくんの写真撮ろーっと
「はーい、ってなんで入ってきてるの」
「動かんから聞こえてないんかと」
「葛藤の時間。
あとしょぴさんちかいちーののうしろいってむり」
「え？なんて？？」
ゲスな笑みで近付いてくるショッピくん。
確信犯じゃねぇか！！
あとでその写真撮らせてマジでお願いします。
「ね、ねぇ二人とも！
そんな子と食べるんならわたし達と食べない？」
「オレらは媛乃さん誘ったんやけど聞こえてないん？」
「だっだからぁ…」
勇気ある女の子がチーノくんに話しかけたけど、なびくことはなかった。
女の子怖がってるんだけど、どんな顔してるの？ねぇ今どんな顔してるの？？
覗きたくて移動しようとすると振り返ったチーノくんに手首を掴まれる。
「お弁当持った？行くで！」
「のぁ！？ちょ、サーモボトル！」
「これッスか？取りますね」
勢いよく引っぱられたかと思えば走り出した。
おまっ、初対面の時もこうだっただろ！危ないからやめて！
あとショッピくんはありがとうね！！
逃げついた先は屋上の扉前。
鍵がかかっているらしいけど、二人はどうにかこうにか開けようとしている。
私？私は息を整え中。
手を引かれたまま階段ダッシュとか恐怖でしか無かった。
「ダメかー、どこで食べる？」
「…空き教室とか知らないの？」
「何言うてんの、まだ半月ぐらいしか経ってへんねから知る訳ないやん」
「正論だけどムカつく」
「何してるの？」
聞こえてきた声に全員肩が上がる。
何故か二人は私を後ろに隠した。なんでや
「チーノとショッピ...？
生徒会でも屋上は立ち入り禁止だよ」
「教室から逃げてきて食べるとこ探してたんですよ〜。
「いいけど、後片付けとかはちゃんとしてね」
ペラペラと嘘を並べているが、彼らと対面しているのは生徒会の人らしい。
だからってわざわざ隠さなくても...顔くらい眺めさせてくれよ
「────ところで」
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赤ちゃん本舗 - 続編希望です！！とても面白くて一気読みしてしまいました (2021年2月21日 20時) (
レス) id: e4aec37d26 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - 続きが！！！！！とても！！！！読みたいです！！！！！(ありがとうございます。大好きです。) (2021年2月19日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - つぶしたおもちさん» THANKS!!!! 昇天前にNextStageも楽しんでくださいね！ (2021年2月13日 10時) (レス) id: 2ee7dbb7d5 (このIDを非表示/違反報告)
つぶしたおもち - うっ（尊死）待ってめっちゃ好きです（昇天） (2021年2月13日 7時) (レス) id: 04fd0753f4 (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - gruppen^ら^さん» THANKS!!!!^ら^ (2021年2月3日 8時) (レス) id: 2ee7dbb7d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたみや遥
| 作成日時：2021年1月25日 15時
