ut side. ページ25
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変に返事をするわけにもいかんのでポケットになおし、不安そうにこっちを見てきた彼女へ意識を戻す。
「あ、あの…生徒会長さんは…」
「ん？あぁ嘘やで」
わざとらしくシラを切る。
彼女は慌てだすか、騙されたことに腹立てるか…はたまたどれでもないのか……さぁ本性はどこや？
「嘘なんですか？ホントに？」
「えっ、うん、ホンマやで」
キョトンとした顔で聞いてきたので、こっちがたじろいでしまった。
「よっっっっかったぁ......」
安堵した声で床へへたり込む彼女。
え、待ってどゆこと？？
「あ、あの…」
「生徒会長に呼ばれる理由全く分からなくてすっごい不安だったんですけど、嘘で良かったです。
でもなんでここに連れてこられたのかは分からないです」
「うん、こっち見て喋ってもろてかまん？」
「や、ちょっとそれは無理です」
顔をしっかり上げてはいるが、真横を向いて喋る彼女。
めっちゃ饒舌やん、どうしたん
「男と喋るん苦手か？」
「ちょ、トントン...！」
「はぇ...不意打ちで現れんでください...」
隠れていたトントンが姿を現す。
彼女が向いていた方だった為、弱々しい声で不服を漏らしていたが顔を背けることは無かった。
「…ひめのちゃん？」
「はっ！すみません、あの、その、」
声をかけると慌てて顔を反対の方に向けた。
｢顔が...｣と小さな声で聞こえてきて思い出した。
「さすが面食い…」
「えっ！？知ってたんですか！？」
しょっぴくんの話を思い出し、口に出すと勢いよくこっちを見てきた。
知られてないと思われてたんか、やってしもた…
「まぁ人伝いに聞いたからね」
「そうだったんですね！？
なんだ、それなら言ってくださればこんなに緊張しなかったのに！」
「え、ひめのさん？」
「…え？ぼっちの原因になった初日の自己紹介を聞いたんじゃないんですか？」
「そんなん知らんけど」
「ﾌｧｯ!?!?」
あまりのテンションの差にトントンが心配して声をかけたけど、察した彼女は恐る恐る訊ねてきた。
そしてバッサリと答えられ奇声を上げて固まった。
まって、その内容めっちゃ気になんねけど？
会長机の向こう側におる奴らは笑いこらえるん大変そうやし、呼んでかまん？
僕はもう肩透かしくらって疲れました。
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赤ちゃん本舗 - 続編希望です！！とても面白くて一気読みしてしまいました (2021年2月21日 20時) (
レス) id: e4aec37d26 (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - 続きが！！！！！とても！！！！読みたいです！！！！！(ありがとうございます。大好きです。) (2021年2月19日 17時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - つぶしたおもちさん» THANKS!!!! 昇天前にNextStageも楽しんでくださいね！ (2021年2月13日 10時) (レス) id: 2ee7dbb7d5 (このIDを非表示/違反報告)
つぶしたおもち - うっ（尊死）待ってめっちゃ好きです（昇天） (2021年2月13日 7時) (レス) id: 04fd0753f4 (このIDを非表示/違反報告)
ふたみや遥(プロフ) - gruppen^ら^さん» THANKS!!!!^ら^ (2021年2月3日 8時) (レス) id: 2ee7dbb7d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふたみや遥
| 作成日時：2021年1月25日 15時
