まさかの勧誘 ページ10
＿＿
あ、そういや、今日決めるって言ったのに。
「ん〜……」
ﾍﾟﾗｧｯ、
部屋の机の上に置かれた1枚の紙を手に取る。
ずっと前に松川と貴大から貰った"入部届"と書かれた紙。
「……」
書くか、否か。
神様ァァァァ！！！
ボールペンを握ってみても、1文字も書く気にはなれない。
私の中でまだケジメがついてないんだ。
乗り越えられると思ってても、結局は縛られてばっか。
…やっぱり決めるのはもう少し先にしよう。
「あ、弟に連絡しなきゃ。」
もう高一とはいえ、家に1人は久々で可哀想だ。
いや、逆に年頃だし嬉しがってるかも？
･
･
･
･
･
･
･
･
翌日
「よし。」
今日は猛暑になるらしく、私も見た目に気を遣うと決めたので、本日の髪型はポニーテールにしてみました。
あと、前髪邪魔なので世に言うセンター分け？をして一生懸命頑張ります。
今日は早く朝ごはん食べて、洗濯物してランニングに行きます。
「いってきます。」
とか言って、誰もいねぇ(朝から頭のネジ外れてる)
･
･
･
･
うん。何となくそんな気はしてた。
「牛島、おはよ。」
牛島「Aっ、」
ランニングしようと外に出ると牛島が準備運動していた。
牛島「よく眠れたか？」
「おかんか。
寝れたよ。」
牛島「そうか。」
こういう変なツッコミしても何も気にしてないのいいよね。
牛島「そういえば、白鳥沢に来ないか？」
「うっわー。私ってこんなに朝弱かったんだ。
洗濯物してる時に完全に目覚めたと思ってたのに。
それこそがまず夢だったのかも。
あの牛島から勧誘されてる夢なんか見てる。
こんなの妙に恥ずくて牛島にどういう顔すればいいかわかんなくなるじゃん。」
案外相当疲れてたんだな私。
牛島「？夢では無いぞ。」
「こんなリアルなの逆にすごいな。」
牛島「つねると痛いぞ。」
「はぁ？そんな訳w」
ｷﾞｭｯ、
「って！？……いった……
って、え…？」
牛島「白鳥沢のマネージャーになってくれないか？」
＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 408人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
れな(プロフ) - すごく面白いし、とても好きです、良ければ更新してもらえると嬉しいです。完結までついていかせてください。烏野メンバーとクロとの絡みが沢山みたいです！ (5月12日 1時) (
レス) id: 5c55cc0d78 (このIDを非表示/違反報告)
ppp - とても面白く、楽しく読ませてもらっています。更新大変かもですが、頑張ってください。楽しみにお待ちしてます。 (2023年3月18日 15時) (レス) id: 9e12ecc8ba (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゴンザエモン | 作成日時：2023年2月28日 21時
