new high school! 3 ページ35
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「誰…」
??「あーっ、w笑った笑ったw」
しばらく笑い続ける後ろの男に少し恐怖を抱きながらも振り返る。
何に対して笑ってるのかは分からないが、
凄く、七三分けだった。
そして右手には何か入っている袋を手にしていた。
あ、服の左胸のあたりに何か…
「伊達、工…?」
二口「あー、俺、伊達工って言う高校の2年の二口堅治です。」
切り替え早、と思ったのは私だけでは無いはず。
伊達工って、確かあの鉄壁って言われてる所の高校だよね?
「二口ってすごい名前…」
二口「そっすか?」
んー、口調からして、こりゃまたチャラめだな。
「私は青葉城西3年のマネージャーの前田Aです。」
二口「やっぱり?
あんたが噂のすげーマネージャー?」
すげーマネージャー?
「私じゃないと思う。」
タメでいいですよってくだりはもう面倒くさいので今度からは最初からタメでいく。許せ。
二口「えー?そうですか?
俺は結構美人な人って聞いたんですけどね。」
「じゃあ尚更私じゃないな。」
美人なら…潔子ちゃんか、かおりちゃんかな?
谷地ちゃんと雪絵ちゃんと舞ちゃんは可愛い系だし。
二口「あ、あと物凄い変人だとも言ってましたよ?」
「それは私だ。」
美人は違うけど、変人は紛れもなく私だ。
二口「クッ、w確かに変人ですねw
特にさっきのっ、w」
「…」
またツボに入ってしまった様子です。
さっきのってナンパの?
「私からしたら貴方もだいぶ変人です。」
二口「貴方だけには言われたくないです。」
「てゆーか、何でこんな時間に1人で外歩いてるの?」
二口「あー、俺さっきまでコンビニ寄ってたんで」
コンビニか。
ん?コンビニ?
何しに?
さっきから少し後ろに隠しているビニール袋に目をやる。
「…本?」
何やら本のようなものを買ったらしい。
二口「っ、ちがいます。」
え?
「いやどう考えてもその形は本でしょ。」
二口「先輩の目がおかしいんですよ」
……
何故そんなに隠したがるのか、私には分からない。
あ、
「もしかして、」
そんなに見られたくないものって…
「えっちな本?」
二口「違います」
即答。
「ん〜」
二口「ほんとに違いますから。」
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かき - 今まで読んだ中で1番好きです!続編頑張ってください!待ってます! (2023年3月11日 7時) (レス) @page49 id: 6ef40757c6 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - かみでーーーーーーす。語彙力が銀河にいってブラックホールにすこまれました=(訳、めちゃめちゃめちゃ面白すぎて語彙力が亡くなりました) (2023年2月14日 22時) (レス) @page34 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
あい - 一言で言うと、愛してます。 (2023年2月11日 9時) (レス) @page34 id: fc1a39c852 (このIDを非表示/違反報告)
玲奈(プロフ) - 毎回寝る前に読んでグフフさせてもらってます!めっちゃ面白くて大好きです!ゆっくりでもいいので更新して待ってます! (2023年2月7日 22時) (レス) @page30 id: 0dcd788703 (このIDを非表示/違反報告)
gonzaemon(プロフ) - 皆様大好きです♡読んでくださりありがとうございます! (2023年1月29日 12時) (レス) id: b231831ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゴンザエモン | 作成日時:2022年12月29日 10時