二話 ページ4
A「……」
あーあ。
気を付けてたつもりなのに。
一回、人を避けれて安心しちゃったんだ。
?「いつぶりだっけ〜?1週間ぐらい?久しぶりだねぇー」
A「……」
?「ハハハッ。ほんと君って無表情だよねー。感情ないんじゃないの?」
馬鹿にするような顔でそいつは笑う。
こいつは…たまに会ってしまう、この村に住んでる青年の村人だ。
で、いつも二人の取り巻きをつれてる。この二人もここの村人。
A「……」
私が、こいつらの視界に入るたびに絡んでくるやつら。
青年「何か言ったらどうなのかなぁー?」
A「……」
青年「……ねぇねぇ聞いてよー。昨日さー、すんげーむかつくことがあったんだよー。で!今すげーむかついてるの」
A「……」
満面の笑みで言われる。
青年「なんでだと思う?教えて欲しいー?
まるで話させろと言っているみたいに言う。
A「………何?」
仕方なく応じる。めんどくさそうだから。
青年「それはねー……」
私を見ながら、不敵な笑みを浮かべる。
嫌な…予感がした。
青年「君のせいでイライラしてるの」
……
あぁ…。
また、か。
A「…私、何もしてないけど?」
むしろ関わりたくないし。
青年「んー。まぁ確かに君自体は何もしてないんだろうけどー、君の存在が有害なんだよねー」
A「有害?」
青年「そー。だってさー…君がいるから魔物って、凶暴化してるんでしょ?」
A「……」
昔から、言われている事だ。
私が生まれてから、この村に魔物が攻めてくる回数が多くなった。
そして、日に日に凶暴化している。
確かに私のせいだって思うかもしれない。
しかし、単なる偶然の重なりだった。
私とは違う何かが、魔物を凶暴化させている。
でも…それを証明するものが、ない。
証明できないから、私は濡れ衣を着せられたままでいる。
今みたいに。
青年「でさー、その凶暴化してる魔物に会っちゃって、襲われたんだよー。それでね、ほらここー」
そう言ってそいつは、私に背中を向け、服を上げる。
A「!」
そいつの背中には、右肩から左腰にかけて、大きな切り傷があった。
青年「この傷、その魔物にやられたんだ。痛かったんだー。すごく。こんな痛かったのは初めてっていうくらいね」
A「……」
上げていた服を下ろし、私を見る。
青年「だからさー……責任とってよ」
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心流 - わー!見てくれたんですね!うれしいです!お褒めの言葉、ありがとうございます…!お互お互いに頑張りましょうね! (2017年2月25日 17時) (レス) id: 3f7b35ca21 (このIDを非表示/違反報告)
星園☆.。+(プロフ) - ひゃー…!心流様の小説読みやすくて涙出てきそう…() 夢主ちゃんの設定も素敵で…。更新頑張ってくださいね…、! (2017年2月25日 14時) (レス) id: 5e90579951 (このIDを非表示/違反報告)
心流 - わわ!ありがとうございます〜!白猫やっていらっしゃるんですね!ぜひ相互お願いします!名前はゆ☆きで、リーダーはルカです!フォローさせていただきましたので、多分いると思います!これからもがんばりますので、見てくれたら嬉しいです! (2017年1月23日 17時) (レス) id: 3f7b35ca21 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - 初めまして!面白いです!! 話の続きが気になります! 白猫やってるので相互に、、名前は卯月@相互募集中です! リーダーはレインです! 応援しています!頑張って下さい!!!! (2017年1月22日 23時) (レス) id: c73dabba4f (このIDを非表示/違反報告)
心流 - コメントありがとうございます!引き込まれるなんてそんな…!ありがとうございます!まだまだ未熟ですが、更新頑張りますので、見ててくれたらうれしいです! (2017年1月21日 17時) (レス) id: 3f7b35ca21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:心流 | 作成日時:2017年1月14日 16時