十七話 ページ21
A「……」
長いこと、地面を眺めてる。
頭は真っ白。
何を考えているか自分でもわからない。
りりり……と、虫が静かに鳴いてる。
何の虫だっけ…？
知っているはずなのに思い出せない。
まあ、そんなことどうでもいい。
というか、考えれないぐらい頭が真っ白だった。
こんな感覚になったのは……
"久しぶり"だ。
A「……寒い」
まだ秋の入りたてだと言っても、さすがに夜になると寒い。
しかも今日は軽装。
A「…家に帰ろ」
いつの間にか寄り掛かっていた木から、体を起こす。
家への道を歩こうとしたその時、
？「キシャー！」
A「！」
魔物の声がした。
あの声は……スパイダー種の奴らか？
？「キシャー！」
A「……」
予想、的中。
今は一匹しか見えないけど、それ以外に気配がする。
多分、大群でいる。
クモはめんどくさいんだよ……。
動き止められるし。
クモ「シャー！」
A「！」
クモが糸をはいてきた。
身をかわして避ける。
…仕方ない。
全身に力を込める。
A「……」
すると瞬く間に、私の周りに風が集まってくる。
風は私の周りを渦巻いている。
クモ「キシャー！」
また糸を飛ばしてきた。
A「…は！」
腕に風をためて、クモの糸に向かって飛ばす。
バシュッ！
クモの糸は風に当たって消えた。
…今度私から。
地面を強くけり、クモに向かって飛ぶ。
A「はぁ！」
腕にためた風を、今度は斬撃にかえて打つ。
クモに直撃。
クモ「キシャー！！」
クモはひっくり返って死んだ。
A「…ふー」
なんて。
そんな息をつく余裕もない気がする。
クモの仲間なのか知らないけど、今見る限りでクモが十匹以上いる。
でも…多分それ以上いる。
さすがに、ちょっときついかもしれない。
しかも凶暴化した魔物だ。
A「……」
クモたちは真っ赤な目で私を見ている。
私も同じ。
真っ赤な目でクモを見る。
クモたちはしびれを切らしたのか、一斉に飛びかかってきた。
A「……はぁ」
ああ、もう。
A「めんどくさいなぁ！」
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心流 - わー！見てくれたんですね！うれしいです！お褒めの言葉、ありがとうございます…！お互お互いに頑張りましょうね！ (2017年2月25日 17時) (
レス) id: 3f7b35ca21 (このIDを非表示/違反報告)
星園☆.。+(プロフ) - ひゃー…!心流様の小説読みやすくて涙出てきそう…() 夢主ちゃんの設定も素敵で…。更新頑張ってくださいね…、! (2017年2月25日 14時) (レス) id: 5e90579951 (このIDを非表示/違反報告)
心流 - わわ！ありがとうございます〜！白猫やっていらっしゃるんですね！ぜひ相互お願いします！名前はゆ☆きで、リーダーはルカです！フォローさせていただきましたので、多分いると思います！これからもがんばりますので、見てくれたら嬉しいです！ (2017年1月23日 17時) (レス) id: 3f7b35ca21 (このIDを非表示/違反報告)
卯月 - 初めまして！面白いです！！ 話の続きが気になります！ 白猫やってるので相互に、、名前は卯月@相互募集中です！ リーダーはレインです！ 応援しています！頑張って下さい！！！！ (2017年1月22日 23時) (レス) id: c73dabba4f (このIDを非表示/違反報告)
心流 - コメントありがとうございます！引き込まれるなんてそんな…！ありがとうございます！まだまだ未熟ですが、更新頑張りますので、見ててくれたらうれしいです！ (2017年1月21日 17時) (レス) id: 3f7b35ca21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：心流 | 作成日時：2017年1月14日 16時
