俺はBTS 2

妬み嫉み ページ29

いつも俺とジンヒョンは着替えやメイクが終わるの

が早く、暇を持て余している





今日も同じ





…ではなかったみたい





俺がソファに座ってスマホをいじっていると若い男

のスタッフさんに声をかけられた





ス1「すいません、ステージの確認があるので少しよ

ろしいでしょうか？」





『それだったらナムジュンに…』





ス1「いえ！ちょっとしたことなので！」





それならまぁ俺でもいいか…





『わかりました』





そしたら男の人が俺の腕をとって廊下の突き当たり

にある、人目のつかないところにある部屋に連れて

こられた





部屋に入った瞬間、スタッフがバタンッと音を立て

て扉を閉めた






なんでしめるわけ？





なんて呑気に考えてた俺がバカだった。





部屋にはもう1人スタッフさんがいて、2人で顔を合

わせながらニヤニヤしている





スタッフさんは俺の腕を離したと同時に俺の脇腹を

蹴り、その衝撃で俺は地面に崩れ落ちてしまった




『…っ…！？』





ス1「……あーあ、やっとだわ」ニヤ





『…え？』





いやこいつ何言ってんの。なんかニヤニヤしてて気

持ち悪いんですけど。





ス2「この日をどれだけ待っていたか。

……俺らはお前がデビューしてからずっとお前が憎

くて仕方なかった。」





…ん？この声…どこかで聞いたことあるような…





ス1「ははっやっと気づいた？そーだよ、お前と同じ

練習生だったやつらだよ」





そうか……ってこいつら！





練習生なのにまったく練習に来ない、自主練でもし

ているのかと思えば上達もしない。





ふざけたやつらだなぁなんて思ってたあの2人組か！





いやいや、じゃなんでこいつらさっきからデビュー

できなくて悔しい感出してるんだ…？





『意味わかんないんだけど』

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す