Wolf Girl (ページ5)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:57,491 hit

見透かしの目ページ5

海「戻りました～」

浦「おはようございます」

陣「翔平、ちょっと集合」

浦「はい…」

私たちがスタジオを出てから約1時間

なんとか翔平を起こしてようやく帰ってきた

陣さんに呼ばれた翔平に目を向けるとデコピンを受けて

痛すぎてピョンピョン跳ねまわっている←

慎「蓮さんから連絡来ました？」

『今日福岡に出張なんだって』

陸「なんで大切な日に仕事入れるかねぇ？」

『もっと言ってやってRIKUさん』

蓮というのは3歳違いの私の兄でEXPG東京校のインストラクターをしている

EXPGができた時から通っているため、顔見知りなメンバーも多い

母の誕生日の墓参りは毎年、私と兄

それに陣さん、RIKUさん、翔吾さん、翔平、樹、まこ

GENERATIONSの裕太さん、隼くん、玲於くん

そして不定期にさーちゃんやまーちゃんなど昔から知っているメンバーも来てくれる

『今年は蓮の代わりにゲストが来るって』

樹「その人居ても蓮さん居なかったら意味ないじゃん」

「家族なんだし」と頬を膨らます樹

でも樹、そのゲストが先輩だったらどうするんだろう…笑

健二郎さんとか、来ないとは思うけど！！ ←失礼や！！by健二郎

昔からの付き合いだからね～

慎「TAKAHIROさんとか…『無理っ！！』…即答」

神龍「何が無理なの(なんですか)？」

(うわ～…よりによってめんどくさい2人)←

『い、樹がジョロキアを食わすって言うからっ！』

樹「！！…だって起こさなかったから」

神「樹～、Aイジメたらダメでしょ？A、山ショーのとこ行ってな？」

樹に心の中で謝りながらも私たちを見守ってた山ショーさんの元へ

私が近づくと両手を広げてくれるから思いっきり抱きついてしまう

山ショーさん、いい匂い……

『山ショーさんの隣、落ち着きます』

彰「それこの前翔吾にも言ってたじゃん(笑)」

『…「しょうご」って名前の人はみんな優しいんです！！』←

彰「苦しい言い訳…」

山ショーさんを見ると私を見透かすような目で見てくる

キレ者で勘が鋭い山ショーさん

目を逸らせばバレるような気がしてじっと目を見つめる

♪～

吾「A、電話！玲於さんから」

『っ、もしもし、玲於くん』

聞きなれた着信音で我にかえる

翔吾さんからスマホを受け取ると滅多に見ない「玲於くん」の文字

その瞬間、何かから解放された気がした

彰「………」