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すごい歓声の中聞こえる私の名前
涙を拭い頭を下げれば一段と歓声が大きくなる
顔を上げると真正面に見える両親の顔
その顔は嬉しそうに笑って「頑張れ」と
聞こえもしないのに両親の声で耳に届く
『皆さん本当にありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします!』
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.
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『つーかーれーた!』
昂「Aさーん、はいICE BOX」
拓「Photo By RAMPAGE撮りますよ?」
『たっくん。それはイジメ?』
拓「じゃあ早くメイク落としてください」
仕方なく鏡の前に行けば、なぜかちょこちょこと付いてくるまこ
私の背後にぴたっとくっ付けばスマホを取りだしカメラを起動
『何やってるの』
慎「写真。はい、いきますよー」
『えっ、ちょっ、待って』
カシャと音がして画面を覗けば、なんとも慎らしい写真が撮れていた
嬉しそうにどっかに行く慎を目で追いながら鏡の前に座ると
横がまぁ、なんとも賑やか
『噂の氷風呂TVですか…』
吾「何?その呆れた言い方」
『だって氷風呂入ってないじゃん』
吾「……まぁ、それは気にせんといて?」
気にするでしょうよ、普通
化粧落としでメイクを落としていると何かを食べる樹を鏡越しに発見
あそこ私の席……つまり、樹が食べているのは
『私のICE BOX!』
急いで後ろを振り向けば真正面にいる翔平がICE BOXを流し込んでいた
『私のICE BOXがぁぁぁ!!』
樹「名前書いてなかったし、いいかなって…」
『ならないでしょ、普通!』
浦「これは樹、罪が重いね」
『最後の一口を食べたあんたも同罪』
サポメンに振り回される狼ちゃんでした
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Rh - 面白いです!!更新頑張って下さい! (2018年9月8日 19時) (レス) id: 88a88d6d8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハルク | 作成日時:2018年2月21日 21時