弐 ページ3
光が眩しい。朝だ。
はっと目が覚めると、見慣れない天井があった。辺りを見渡してみると、私は敷布団で寝ているらしい。
...敷布団!?ということはここは病院ではないということになる。今の時代に敷布団の病院なんてあってたまるか。
さらには側には刀。刀なんか持ってたら銃刀法違反である。全く状況が分からない。そんな時、目に飛び込んできたあるものに、私の思考は一気に現実離れしたものとなる。
まだトラックで吹き飛ばされる前の話。私が大好きだった漫画で見たのとそっくり同じ服。広げてみると「滅」の文字。思ったとおりだ。
部屋にあった鏡台で顔を見てみると、自分ではないとんだ美少女の顔がうつった。肌も髪も透き通るほど白い。誰だよこれ。
ということは、これはいわゆる転生というやつか?なんて考えが頭の中を回る。そんな訳ないと笑い飛ばすにしてはちょっと無理だ。だって、この家立派な純日本屋敷だし、刀、隊服ときたもんだ。その線を考えたくもなってしまう。じゃあ私が意思を持って動かしてるこの女の子は誰?
私がこの子の体に入ってしまった感じ?
どうしようか悩んでいると、部屋の扉が開いた。
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しぐ - すごく面白そうですね!!!更新頑張って下さい!!!!! (8月25日 22時) (レス) @page5 id: daa8a87cdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゴンドウイルカ | 作成日時:2023年8月20日 21時