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「〜♪」
仮眠室から出た光弥は、呑気に鼻歌を歌いながら下駄箱へ向かっていた。
さっき相澤と一悶着あったというのに、彼は何も気にしていない様子である。
「…全く。あんなの全部冗談なのに、相澤先生ったら熱くなっちゃって。普段は冷静頓着だけど、内に秘めてる想いは熱いってやつ？ﾊﾊｯ笑えるw」
＿＿＿ドンッ
「うわっ！」
光弥がケラケラと笑っていると、曲がり角で誰かとぶつかり尻もちを付いた。
「イッテェ」とぶつけた部分を摩っていれば、「すまない！大丈夫かい？」と手を差し伸べられた。
光弥に手を差し伸べたのはオールマイトであった。
「あぁ、大丈夫です」と光弥はその手を取って立ち上がった。
「ん？君は兄の爆豪少年だね」
「はいそうです。兄の爆豪光弥です。俺の事は光弥で良いですよ？弟とややこしいと思うので」
「じゃあこれからは光弥少年と呼ばしてもらうよ。それで相澤くんから聞いたんだが、君はヒーロー事務所からの指名を全部蹴ったそうだね。何か理由でもあるのかい？」
「あーまぁ…色々と」
「そうかい。まぁ、言いにくいなら無理には聞かないよ」
「すみません」
No.1ヒーローであるオールマイトに「ヒーローに興味無い」とは流石に言えない光弥だった。
性格に難アリの光弥だが、ちゃんと気は遣えるようだ。
「そうだ。俺もオールマイトに聞きたい事があるんですが、良いですか？」
「ん？何かな？」
「＿＿緑谷とオールマイトってどういう関係なんですか？」
「えっ？」
緑谷との関係を聞かれたオールマイトは分かりやすく動揺した。
そんな彼に、分かりやすっ、と光弥も思った。
「い、いや！べ、別に私と彼はそんな特別な関係は無いよ！うん、断じて違う！」とあたふたしているオールマイトに、クスッと光弥は笑った。
「そうですか。まぁ、別に詮索しようとは思ってないので大丈夫ですよ。デクとオールマイトが何らかの関係があるっていうのが分かっただけで満足です。じゃあ、俺はこれで」
そう言って去っていく光弥の後ろ姿を見ながら、「恐ろしい少年だな」とオールマイトは身震いした。
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ARy - やぁばいぞこりゃ。ﾊﾊｯって笑い声が映るだけで某ネズミーマウスが脳内再生されますよ (2023年5月1日 16時) (
レス) @page37 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
ARy - 爆豪の兄貴かっけ！好き！ (2023年5月1日 15時) (レス) @page15 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
あーる - 血液、、、、もしかしたら爆発しちゃうのかもねぇっ！ (2022年6月22日 16時) (レス) @page17 id: b99f7244c0 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - ありがとうございます！これからも楽しんで頂けると幸いです！更新頑張ります！ (2021年8月19日 16時) (レス) id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
rihuru(プロフ) - 光弥くんの言っていたこと、すごい共感出来ました。光弥くんの話していることのどこからどこまでが冗談なのか、それとも全て本音なのか、かんがえさせられますね。すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2021年8月19日 14時) (レス) id: 7414ee8cfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2021年8月6日 21時
