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「それでどうかな？ヒーロー科に編入してもらえないかな？」
「いやぁ、監視の為だからって俺みたいなヒーローに興味無い奴よりも、ちゃんとヒーロー目指してる奴を編入させた方が良いと思いますよ」
「いや、でもね──」
「じゃないと、本気でヒーロー目指してる人達に妬まれたりしそうですから」
光弥は次々とブロックを積んでいく。
ジェンガタワーはもう結構な高さになっている。
光弥の言葉は正しいと根津も相澤も思った。
確かに、ヒーローに興味が無く目指してもいない生徒をヒーロー科に編入させるのは本当に良いものか。
だが、このまま光弥を野放しにしておくことも出来ない。
「確かに、君の言う通りかもしれない。ならどうして君は雄英に来たんだい？少しぐらいヒーローに興味があったからじゃないのかい？」
「いえ、別に。雄英に来たのは将来の就職とかに困らなさそうだからです」
「じゃあその就職にヒーローを入れてみるのはどうだい？君の戦いを見て、スカウトしたいっていう事務所も多いんだ。君の強さは認められてるんだよ」
根津は必死に光弥を説得するが、彼には全く響いていない。
"くだらない…ヒーローなんてくだらない。結局お前らは個性の強さしか見てねぇんだろうが"
光弥はブロックを積めば、また一つ抜いた。
「…俺の強さ、ね。それ、他の人にも言ってあげたらどうなんです？」
「え…？」
「貴方たち教育者はその言葉を何人の生徒に言ってるんですか？」
「っそれは……」
「どうせ大して言ってないんでしょ？」
光弥の言葉に根津は口を噤んだ。
「えっとー相澤？先生でしたっけ？」と光弥は相澤の方に視線を移した。
「あぁ、そうだが…」
「先生は確か、去年の1クラスを丸々除籍処分にしたんですよね？それは何故です？」
「それは、去年の生徒は見込み無しだったからだ」
「なるほど。じゃあ、その生徒達が除籍処分にされた事を恨んでヴィランになっても、先生は何も言えないですね」
「っ！」
光弥の唐突な言葉に相澤の頬を冷や汗が流れた。
しかし光弥はニッコリと笑みを浮かべていた。
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ARy - やぁばいぞこりゃ。ﾊﾊｯって笑い声が映るだけで某ネズミーマウスが脳内再生されますよ (2023年5月1日 16時) (
レス) @page37 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
ARy - 爆豪の兄貴かっけ！好き！ (2023年5月1日 15時) (レス) @page15 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
あーる - 血液、、、、もしかしたら爆発しちゃうのかもねぇっ！ (2022年6月22日 16時) (レス) @page17 id: b99f7244c0 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - ありがとうございます！これからも楽しんで頂けると幸いです！更新頑張ります！ (2021年8月19日 16時) (レス) id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
rihuru(プロフ) - 光弥くんの言っていたこと、すごい共感出来ました。光弥くんの話していることのどこからどこまでが冗談なのか、それとも全て本音なのか、かんがえさせられますね。すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2021年8月19日 14時) (レス) id: 7414ee8cfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2021年8月6日 21時
