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「俺の個性は"爆撃"。自分から出る液体、例えば汗とか涙とかを爆弾として爆発させる。発動条件は手で直接触れるか、手を叩くか擦るかだ。こんな風に」
光弥は出した左手を爆発させた。
観客席では「おー！」という歓声が上がった。
「まぁ、簡単に言えば勝己とそんな変わらない。でも一つだけ違う所がある」
光弥は地面に一滴、汗を垂らした。
そして指を鳴らせば汗が垂れた所が爆発した。
観客達は目を見開き、先程よりも前のめりになっている。
「液体が付いた所は爆弾になる。その液体が乾くまでならいつだって爆発可能だ。それと液体の量で爆発の威力も変わってくるから。俺の個性についてはこれで終わり。長々とすみません。もう始めて大丈夫ですよ」
『お、OK！爆豪の個性も分かった所で、轟はどう対処してくる！？じゃ、準決勝第1試合スタート！』
スタートの合図で轟はいきなり大規模な氷結攻撃をしてくるが、光弥はその氷に触れて爆発させる。
轟の氷結攻撃はプロヒーローでもなかなか対処しにくいにも関わらず、光弥はそれを一撃で粉々にした。
それには全員が唖然とし、声が出なかった。
そんな中でも轟は負けじと氷結攻撃を繰り返す。
迫り来る氷に臆すること無く、光弥は爆発を繰り返しながら轟との距離を詰める。
「轟、悪いけどさ。お前の氷じゃ俺は止まらねぇよ？」
「ッ…！」
氷を全て蹴散らし、轟の目の前まで来た光弥は彼の顔面に向かって爆破する。
爆破をもろに食らった轟は数メートル飛ばされるが、何とか耐え場外には出なかった。
轟はキッと光弥を見ると、彼は無表情で自分を見ていた。
「つまんねぇよ轟。お前、もしかして片方の個性だけで俺に勝とうとしてる？ﾊﾊｯ無理無理。そんなんじゃ俺には勝てねぇよ。ま、使った所で勝てねぇけどさ」
ケラケラと笑う光弥を轟は無言で睨む。
「…轟。お前さ、いつまで逃げてるつもりだよ？」
「…は？」
「お前の過去に何があったかなんて知らねぇけど、いつまでもそれを引きずってんじゃねぇよ。いい加減吹っ切れねぇと、てめぇは一生認めさせる事なんて出来ねぇよ」
「…ッ！」
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ARy - やぁばいぞこりゃ。ﾊﾊｯって笑い声が映るだけで某ネズミーマウスが脳内再生されますよ (2023年5月1日 16時) (
レス) @page37 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
ARy - 爆豪の兄貴かっけ！好き！ (2023年5月1日 15時) (レス) @page15 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
あーる - 血液、、、、もしかしたら爆発しちゃうのかもねぇっ！ (2022年6月22日 16時) (レス) @page17 id: b99f7244c0 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - ありがとうございます！これからも楽しんで頂けると幸いです！更新頑張ります！ (2021年8月19日 16時) (レス) id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
rihuru(プロフ) - 光弥くんの言っていたこと、すごい共感出来ました。光弥くんの話していることのどこからどこまでが冗談なのか、それとも全て本音なのか、かんがえさせられますね。すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2021年8月19日 14時) (レス) id: 7414ee8cfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2021年8月6日 21時
