１５話 トーナメント戦 ページ1
＊
『さあさあ皆楽しく競えよ、レクリエーション！それが終われば最終種目進出4チーム！総勢16名からなるトーナメント形式！1体1のガチバトルだ！！』
モニターにトーナメント戦の表が表示された。
それを全員が見上げ、各々で意気込んでいる。
そこでもやはり光弥だけが冷めていた。
「1体1かー……これは楽できねぇなぁ。最初から勝己に当たられねぇかな？そしたらすぐに終われるのに…」
そう言って光弥は大きな欠伸をした。
ここまで来ても、光弥のやる気が出なければテンションすら上がらない。
「それじゃ、組み合わせ決めのくじ引きしちゃうよ！組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になります。レクに関しては進出者16人は、参加するもしないも個人の判断に任せるわ。息抜きしたい人も温存したい人もいるしね。じゃ、1位チームから……」
「あの、すみません。俺、辞退します」
尾白が手を上げて辞退を宣言した。
それには周りがざわめいた。
クラスメイトが「何で！？」と理由を聞いた。
尾白曰く、実力も出せずに皆と並ぶのは自分のプライドが許せない、という事らしい。
それに次いで、B組の庄田も尾白と同じ理由で辞退を宣言した。
2人が辞退できるかは、ミッドナイトに委ねられた。
「そういう青臭い話はさ……好み！庄田、尾白の棄権を認めます！」
(((好みで決めた！)))
"えーいいなぁ。俺も棄権したい。でも勝己怒るだろうなぁ"
光弥が勝己の方に見れば、その視線に気付いた勝己がギロリと光弥を睨んだ。
"棄権なんかしたらぶっ殺 す"
その目はそう語っていた。
「はいはい分かったよ。棄権なんかしませんよぉ……はぁ、めんどくせぇ…」
そして終盤まで上位をキープしていた鉄哲チームから、鉄哲と塩崎が繰り上がった16名でトーナメントをする事になった。
それぞれがくじを引き組み合わせが決まる。
「抽選の結果、組はこうなりました！」
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ARy - やぁばいぞこりゃ。ﾊﾊｯって笑い声が映るだけで某ネズミーマウスが脳内再生されますよ (2023年5月1日 16時) (
レス) @page37 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
ARy - 爆豪の兄貴かっけ！好き！ (2023年5月1日 15時) (レス) @page15 id: 20866609ad (このIDを非表示/違反報告)
あーる - 血液、、、、もしかしたら爆発しちゃうのかもねぇっ！ (2022年6月22日 16時) (レス) @page17 id: b99f7244c0 (このIDを非表示/違反報告)
ナツ(プロフ) - ありがとうございます！これからも楽しんで頂けると幸いです！更新頑張ります！ (2021年8月19日 16時) (レス) id: 5b941b1f0d (このIDを非表示/違反報告)
rihuru(プロフ) - 光弥くんの言っていたこと、すごい共感出来ました。光弥くんの話していることのどこからどこまでが冗談なのか、それとも全て本音なのか、かんがえさせられますね。すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2021年8月19日 14時) (レス) id: 7414ee8cfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナツ | 作成日時：2021年8月6日 21時
