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【 LI 】 ページ13

リヒトたち三人は家へ入る。





家に入るとギルデンスターンと………。





「あれ、ロウレスは帰ってきてないのか?」





クランツの問いにコクコクと頷くギル。





「そっ……か。」





取り敢えずご飯にします?とクランツの声。





「いいんですか?ご一緒しちゃって…。」





「いいんですよ。人は多いほうが楽しいですよ。」





それに蓮さん…と続けて声を出す。





「一人でいたら後悔で押しつぶされちゃいそうじゃないですか。」





Aさんのこと…。





「今も不安でしょうがないって顔してます。」





え、そんなことは…とペタペタと自分の顔を触る蓮。





「あはは…蓮さんは面白いですね。コロコロと表情が変わって。」





「え……そうですか…?そんなに変な顔してますか俺!?」





「ほらほら、いいからリビング行きましょ、リヒトも早くおいで。」





自分の部屋に行こうとするリヒトにクランツは声をかける。





あぁ、とリヒトは返すと部屋に入った。





リビングにあるテーブルにクランツ、蓮、ギルは腰をかける。





「それにしても…一時期落ち着いてたのにまたAさんは襲われたのか。」





「車にいたのになんで外にいたのだろうか。」





「吸血鬼たちが外に出るきっかけを作ったんじゃねぇか?」





「そうかもしれませんね……って!?」





初めてギルが話す姿を見ると蓮は目をパチクリさせら。





「えっ、!ホエールくんって、喋るんですか!?」





「あぁ、えーっと……」





そういえば話してなかったとクランツは頰をかく。





「まぁ、吸血鬼を知ってるんだし、話しても大丈夫かな。」





「え、えっと……?」





蓮の頭にはハテナがたくさん浮かんでいる。






「……、これを話したらきっと貴方も巻き込むことになってしまう。できればそれを俺たちは避けたい。でも知らなかったらまた襲われた時に大変かもしれない。どちらにしろ蓮さんとAさんはもうこちら側に来ているかもしれない。」





急に真剣な顔になったクランツは蓮に話をする。





「本当に、聞きますか?」





蓮の顔は一瞬強張る。





だがすぐに意を決した顔になり。





「お願いします。」





と一言いった。

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ルイ(プロフ) - 淡月さん» ありがとうございます!喋り方ちゃんとしていてよかったです!応援ありがとうございます、頑張りますね! (2016年9月25日 21時) (レス) id: fd80353d0e (このIDを非表示/違反報告)
淡月 - これすごく面白いですね リヒトの喋り方もちゃんとなっているし、話の区切り方も上手だし、凄いです。これからも応援してるんで頑張ってください。 (2016年9月25日 11時) (レス) id: ac32f96c3f (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 塩化水素さん» そしてレスで返してませんでした、申し訳ありません。本当にありがとうございます! (2016年9月6日 22時) (レス) id: fd80353d0e (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - あ、本当だ…!!言われて気づきましたwってことは話が一話ずつズレてる……!!え、ありがとうございます、全然気づきませんでした。 (2016年9月4日 23時) (レス) id: fd80353d0e (このIDを非表示/違反報告)
塩化水素 - すごく面白いです!やっぱりリヒたんはいいですね\(//∇//)\…あとLXXVIが二つあるような気がします。もし間違っていたらすみません>< (2016年9月4日 23時) (レス) id: aac0d621d8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルイ x他1人 | 作成日時:2016年8月21日 20時

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