【 XLIX 】 ページ11
クランツさんから電話がかかってきた。
Aが見つかったらしいがとても危険な状況らしい。
向かった病院の名前を教えてもらうとそこへ向かう。
病院の中へ入るとクランツさんとリヒトさんの姿が目に入った。
「クランツさん！！Aは！？」
「落ち着いてください。いま……」
クランツさんが顔を向けた先には赤く光った手術中のライト。
「A………！」
すると扉が開いて男の人が出てくる。
「Aは……！！」
蓮はその人に駆け寄りいまの状況を聞く。
「かなり危険な状態です。彼女と同じ血液型の方はいますか？」
「あ、俺！同じです。」
蓮は軽く手を上げて医師に言う。
「では、貴方と…あと一人ほど…。」
「あと一人……他に人は…」
悩む蓮にリヒトは声をかける。
「Aは何型ですか？」
「え、…O型だけど…」
「じゃあ俺のを使え、俺もOだ。」
「リヒトさん……！」
「では、お二方はこちらに。」
医師について行った二人。
クランツは廊下にあるソファに座り待つ。
しばらくして二人が出てくる。
腕にガーゼが貼ってあった。
二人はクランツ隣に座るとその場はシ……ンと静まりかえる。
ガラガラと開く扉の音。
「「「！」」」
中から出てきたのはベッドの上で目を閉じているAの姿。
ガラガラと運ばれていくAを心配した顔で見る三人。
「先生、Aは大丈夫なんですか？」
「一命は取り留めていますが、しばらく仕事の方は休むべきでしょう。」
「どれくらいでしょうか……？」
「最低でも一ヶ月は、」
「一ヶ月……！」
それじゃあリヒトさんとの公演は…。
「A………」
蓮はAが入って行った部屋を見て悲しげに名を呼ぶ。
「……………」
リヒトも黙ってその方向を見ていた。
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続編の評価が30を超えました。
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ルイ(プロフ) - 淡月さん» ありがとうございます！喋り方ちゃんとしていてよかったです！応援ありがとうございます、頑張りますね！ (2016年9月25日 21時) (
レス) id: fd80353d0e (このIDを非表示/違反報告)
淡月 - これすごく面白いですね リヒトの喋り方もちゃんとなっているし、話の区切り方も上手だし、凄いです。これからも応援してるんで頑張ってください。 (2016年9月25日 11時) (レス) id: ac32f96c3f (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 塩化水素さん» そしてレスで返してませんでした、申し訳ありません。本当にありがとうございます！ (2016年9月6日 22時) (レス) id: fd80353d0e (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - あ、本当だ…！！言われて気づきましたwってことは話が一話ずつズレてる……！！え、ありがとうございます、全然気づきませんでした。 (2016年9月4日 23時) (レス) id: fd80353d0e (このIDを非表示/違反報告)
塩化水素 - すごく面白いです！やっぱりリヒたんはいいですね\(//∇//)\…あとLXXVIが二つあるような気がします。もし間違っていたらすみません＞＜ (2016年9月4日 23時) (レス) id: aac0d621d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ x他1人 | 作成日時：2016年8月21日 20時
