捌拾話 ページ32
やはり私はあの時、邪魔者だったんだ。
足手まといでしか無かった。…自分でもわかる。何も出来なくて__見てる事しか出来なかった。攻撃だって1回しかしていない
まだ新米隊士だった私を護りながらの戦闘は思うように戦えなかったと思う。
…姉さんはもの凄く苦戦していたから___
ただ、見る事しか出来ない私。
段々、殺られていく姉さん。
姉さんを殺めるアイツ。
思い出すだけで、自分に……アイツに腹が立つ。
何であの時、少しでも戦わなかったの?
見る事しか出来なかったの?
怖くて怖くて、キョロキョロやオドオドしている私を狙ったアイツ。多分、あれを喰らっていれば私は即死だっただろう…………
【「A…!!」】
目の前には姉さんと姉さんの血だけが見えた。
アイツは日の光りを浴びない為、逃げる。
血が止まらない姉さん。
姉さんの手を握る私。
____私は弱いまんまだ。
3年間、師範の元で修行して来たがそれでもコイツには敵わない。
今、押されている状況だ___
私は“次期柱候補”何かじゃ無い。
凄く、弱い隊士だ_________
私はカナエ姉さんの様に花の呼吸は使いこなせなかった。
しのぶ姉さんの様に自分で呼吸を生み出し鬼を殺す毒なんか作れない。
師範の様に拾壱ノ型を生み出す事は出来ない。
私は___ただの隊士だ。
「どうしたの?もう降参かい?」
今すぐにでも逃げ出したい、怖い。
“死”が近付いてる気がして恐怖しか無い。
死にたい。とか言っといて何言ってるんだろう
___【A……】
微かに、カナエ姉さんが私を呼ぶ声がした。
___【頑張っているな……】
師範の褒め言葉も聞こえた。
【諦めないで____】
『…!!』
▽▲▽▲▽
評価、お気に入り沢山増えてる…!!
ありがとうございます!
コメントも感謝です!
496人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水波氷華#水柱 - クラムボンさん» しゃああ!!キタァァァ!!義勇さん!(取り乱しました) (2020年5月28日 19時) (レス) id: a75ba4312e (このIDを非表示/違反報告)
クラムボン - ツキナさん» はい!がんばります! (2020年5月27日 14時) (レス) id: a2a28532ba (このIDを非表示/違反報告)
ツキナ - こんにちゎ。更新、、楽しみに、、、してます。 (2020年5月27日 13時) (レス) id: b8157ff917 (このIDを非表示/違反報告)
クラムボン - 水波氷華#水柱さん» 義勇さんは、次の話しで出てきます!(多分) (2020年5月26日 22時) (レス) id: a2a28532ba (このIDを非表示/違反報告)
水波氷華#水柱 - クラムボンさん» 義勇さんんんんん!!!すいません取り乱しました (2020年5月26日 22時) (レス) id: a75ba4312e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クラムボン | 作成日時:2020年5月15日 13時