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次の日、教室の机の中からゴミというゴミが溢れ出てきた。もちろん俺の机である。
『、、、チッ』
ニヤニヤとこちらを見つめるクラスメイトたち。
悪見に好意を寄せる男子生徒は少なくない。大方コイツらの仕業であろう。
当の悪見は寮で1週間程度の休学を与えられているらしい。先輩たちやクラスメイトがお見舞いに通っているとか何とか。
「なぁAー、お前どの面下げて来てんだよ。」
「僕らだっていつ襲われるかわかんねーぞ、笑」
しょーもねぇ。
今まで散々俺にビビってご機嫌伺ってたような奴らが、いざ俺の立場が崩れるとこうだ。
居心地も悪い、俺は机の脚をガンと蹴飛ばし教室を出た。
なんとなく腹痛に襲われトイレへと向かう途中、正面から先輩たち3人と鉢合わせてしまった。軽く会釈し穏便に済ませようとするも、許されるわけがなく。
「あっれ、脳みそ下半身くんじゃん。」
「学校来てたんだ、よく来れたなぁすごいね君。」
五条さんと家入さんがこれでもかと罵ってくる。
ごめん、めっちゃ腹痛くてそれどころじゃねぇんだ。
返す言葉を考える余裕もなく、貼り付けたような笑顔で「すんません」とだけ残しトイレへ駆け込んだ。
すごくうんちした。
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美園(プロフ) - クァ!最高すぎました!夢主君の思いどうりどころか悟まで…これからもひたすらにやにやさせてもらいながら読ませて頂きます。本当に最高の物語ありがとうございます!お疲れ様でした! (1月7日 14時) (レス) @page43 id: 02362bd30a (このIDを非表示/違反報告)
さば(プロフ) - お疲れ様でした!最後までとても面白かったです…!続きの物語、よければお願いします(⊃ ॑꒳ ॑⊂) (1月7日 11時) (レス) @page42 id: f35bfc5215 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結してしまった...!よろしければ続きの物語を...! (1月7日 7時) (レス) id: a0d0cd107d (このIDを非表示/違反報告)
わんこ(プロフ) - 完結お疲れ様です!面白かった……!!有意義なひと時でした。個人的には付き合うまで見たいなぁ… (1月6日 23時) (レス) @page43 id: ccf63696b1 (このIDを非表示/違反報告)
いえあ - 続きの物語も見たいです…!! (1月6日 22時) (レス) @page43 id: f7f6c1aa0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごみ太郎 | 作成日時:2023年12月31日 12時