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放課後、私と悟は教室に残り真っ白な報告書を手に取っていた。
「これ、いいっしょ捨てて。」
「あぁ、燃やしておけ。」
どっと疲れが押し寄せ、机に寝伏せる。
窓に目をやると、硝子とAがベンチに座り談笑しているようだった。その様子を見て、本当に全てが怒涛の勢いで片付いてしまったことを実感した。
ただ1つ、ぽつんと置いていかれているものを除き。
「なぁ悟。」
「あー?」
「私のタイプって何だろう。」
「女全般。」
予想通りの回答に溜息をつく。
でもきっと正解を予想することは、私自身難しいだろう。
窓の外から聞こえてくる笑い声。
この一瞬の間でも、私は耳を傾けてしまう。
意識を向けてしまう。
君の作戦通りになってしまったようだよ、A。
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美園(プロフ) - クァ!最高すぎました!夢主君の思いどうりどころか悟まで…これからもひたすらにやにやさせてもらいながら読ませて頂きます。本当に最高の物語ありがとうございます!お疲れ様でした! (1月7日 14時) (レス) @page43 id: 02362bd30a (このIDを非表示/違反報告)
さば(プロフ) - お疲れ様でした!最後までとても面白かったです…!続きの物語、よければお願いします(⊃ ॑꒳ ॑⊂) (1月7日 11時) (レス) @page42 id: f35bfc5215 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 完結してしまった...!よろしければ続きの物語を...! (1月7日 7時) (レス) id: a0d0cd107d (このIDを非表示/違反報告)
わんこ(プロフ) - 完結お疲れ様です!面白かった……!!有意義なひと時でした。個人的には付き合うまで見たいなぁ… (1月6日 23時) (レス) @page43 id: ccf63696b1 (このIDを非表示/違反報告)
いえあ - 続きの物語も見たいです…!! (1月6日 22時) (レス) @page43 id: f7f6c1aa0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごみ太郎 | 作成日時:2023年12月31日 12時